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KeN's GNU/Linux Diary
... 料理とDebianと雑多な記録


2015年01月28日

_ [travel] ラオス ルアンパバーン旅行 (1)

寒いときにはアジア圏がいいねということでラオスのルアンパバーンに行ってきた。

ラオス自体マイナーすぎて「どこ?」という反応が多い。インドシナでタイ・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・中国に囲まれた内陸国、旧フランス宗主国、メコン川流域。訪れたルアンパバーンは街並みが世界遺産登録されていて、一番……というかほぼ唯一の主たる観光スポットとなる。

首都のビエンチャンも考えていたんだけど、メコン川を眺めながらビールや食事をするという堤防スポットが軒並み一掃されて無機質にコンクリート固めされちゃったらしく、ラオスの交通事情では国内移動もかなり面倒そうということで、珍しく1都市長期滞在・宿と飛行機以外はノープラン、というスタイルで向かう。


行きは羽田。制限区域内にカードラウンジができていて、ゲートに近いANNEXのほうは広くて綺麗なのに誰もいなかった(ゲートが遠いので行きづらいかもしれないけど)。


ラオスへの直行はなく、ベトナム航空を利用。タイ航空に比べて圧倒的安さ。その代わり、行きはハノイ泊が必要となる。機材はA321で古い上に3-3の席配置で、隣のベトナムおばちゃんの肘打ちを受けまくって辛い……(本人はまったく気にしてる気配もなかったし悪気も感じられなかったので、ベトナムの人混みでは普通なのかも)。

食事は自分は和食をチョイス。わりとおいしい。悪評のあるサービスについても特に悪い感じはしなかった。今は3 starエアラインだけど4 starに向けてコンサル入れてサービスや機材の向上をしているんだとか(春には787なども導入されていくみたい。そうすると羽田-ハノイ便も変わるかもね)。

ハノイのノイバイ空港T2は出来立てで綺麗。入国審査もわりとスムーズに終わった。 ただ、最近ベトナムの入国事情が変わったらしく、行きと帰りの両日でハノイ泊みたいなコースを取る場合にはビザを取る(要するに空港で買う)必要があるみたい。今回は行きの1泊のみで帰りは入国しないのでビザ処理はせず。


空港から出られるのが21:30頃、翌朝は10:20には空港にいないといけない……となるとハノイ市内に宿を取ると厳しい。ノイバイ空港の周りはまともそうなホテルがなくて非常に困るのだが、その中でも評判のまぁまぁ良かったAirport View Hotelに宿泊。

が、迎えの車で5分ほど走り着いた先は、妙に若いスタッフの兄ちゃんたち、エレベータのない5階建て、清潔感のないバスルーム、廊下の音がよく聞こえるドア、ジェット機音の響く窓、そして大きさだけは一丁前だがペッチャンコでスプリングの飛び出たダブルベッドと、体温を逆に奪ってるんじゃないかと思える化繊布団……。


うとうと程度しか眠れず、背中は痛い翌朝。この時期のハノイの夜〜早朝は普通に寒い。朝になるとフロントは感じの良い女性スタッフがつくようになって、昨晩の陰気くさい感じとはだいぶイメージが変わる。2USDの牛肉フォーはなかなかよい味。添えられたプリッキーヌをパートナーが噛ってみて悶絶していた。デザートのバナナがおいしい。

チェックアウトの時間まで周辺を少し散歩。ハノイ中心部はあまり雰囲気の良くない人もいるみたいだけど、空港周りはのどかで、ニコニコと人なつっこい感じ。


チェックアウトしてノイバイ空港へ。T2は大成建設プロデュースで開港したばかりとあって、綺麗ではあるものの、まだ作り中の箇所もあったり、テナント店舗は数えるほどしか入っていなかったり。制限区域内も同様で、ここでおみやげ買うといったことは当分無理な気がする。


小さなプロペラ機(AT72)でルアンパバーンへ。食事は出ず、ドリンクのみだった。2/3くらいがルアンパバーンで降り、残りの人は最終目的地のシェムリアップまで行くようだ。

ルアンパバーン空港は小さく、沖止めされた場所から徒歩でテクテクとターミナルに向かう。日射しはやや強めだが、湿気はないので気持ちは良い。

入国審査は14日以上滞在向けのビザレーンと、ビザなしレーンに分けられている。ビザなしでまぁまぁすんなりと入国、荷物を受け取り。宿泊するホテルのマネージャが迎えにきていた。日本円を少し両替(空港のレートは良かった)。足りなかったらATMを使おう。


APSARAホテルにチェックイン。綺麗で豪華な部屋で、バスタブも付いている。トイレはペーパー流し禁止。WiFiの電波はかなり弱く、切れやすい。目の前にはナムカーン川が流れていて、最終的にはこれがメコン川に流れ込む。


昼食を探して散歩。メインロードは観光ロードになっていて、街並が統一され、旅行者向けの手工芸品みやげ屋が多い。観光客の内訳は、ヨーロッパ(特にフランス)、米国、韓国(修学旅行生も)、中国、あとは日本といったところかな。観光地域だと英語が通じる……というよりずっと上手なのでいろいろ自分のダメさ加減に落ち込むね。


食事処悩むなーとぷらぷら歩いてメコン川沿いまできてしまった。がっつり食べてしまうと夕食に差し支えるので、パンを1個ずつと紅茶・コーヒーで。フランスの薫陶を受けただけあり、パンはわりとおいしい。メコン川は評判どおり茶色く濁っている。


ルアンパバーンは京都みたいなもので、お寺が各所にある。暇なときにはお寺巡りでもしよう。街には猫がたくさんいるが、大きいのや太ったのは見かけず、どの猫も愛想は悪い。鼠捕ってる感ある。


日が落ちるとレストランを中心にライトアップされる。ナムカーン川沿いはオシャレなレストランが多い。ホテルのWiFi事情ではいろいろ不便そうなので、UnitelのSIMとリチャージカードを購入。


メインロードのほうはナイトマーケットが始まる。値段は交渉制。

ナイトマーケットの端のほうで1つ折れると、ローカルフード通りがあり、台湾の自助餐みたいに各種盛られたおかずから適当に選んでプレートに載せた単位でお金を払って食べるところもある。選んだお店は盛られたおかずはどれもベジタリアンフードっぽいもので、豚肉の串焼きも頼んで食べた。肉は良かったけど、おかずは冷たくなっちゃって今一歩かな。ただ、値段はかなり安い。

相席でフランスからきた2人+たぶんスペインからの1人という組み合わせで少しお話など。しかし(そもそも雑談は得意でないけど)本当に英語が錆びついていて困った。


ぐるっと散歩して戻り。初日からだいぶ歩いてしまって少々くたびれた。

SIMはフルサイズのもので、マイクロSIM化するにはハサミでがんばってカットが必要。あってよかったスイスアーミーナイフ。何度か調整しながらスロットトレイに合わせて差し込み。認識され、SMSで178に「名前#japan#誕生日DDMMYYYY#パスポートIDの番号」形式で登録成功の反応はきたものの、リチャージや*122#での確認はできず。時間がかかるのかなと思い、諦めて寝た。(後述するが実際には1つ手順が足りていなかった)


朝。托鉢を見に行くには遅い時間なので今日の見学は諦め。乾燥するのか、喉と頭が若干痛い。

SIMは使えないままなので営業時間待ちなのかな……と思いつつ、調べてみると121に電話する、という情報があった。自動音声を聞いて勝手に終わると、SMSが飛んできて正常に使えるようになる。リチャージカードから10万Kip分をチャージし、「MI100」を209に送信。これで5GB分使えるようになった(結局1GBも使わなかったけど)。APNはunitel3g、ユーザー/パスワードはmms。さすがに速くはないがWiFiで切れ切れ・つながらないよりはずっと良い。

ゆっくり朝食。ご飯がおいしいと評判の宿だけあり、フルーツ、オレンジジュース、フランスパンとジャム、選択式のメイン1品(卵料理、おかゆ、フォー、パンケーキ、ミューズリ)、紅茶かコーヒーという組み合わせでどれもとても美味。


ナムカーン川がメコン川に入るところを見てみよう、ということで突端まで歩いていく。突端は高台の公園になっていて体操をしている人も。今のような乾季には対岸への竹橋が架けられていて、渡るときには通行料を取られる。


近くのお寺を散策。


おみやげになりそうなものはないかと、Daraマーケットに徒歩で向かってみる。ちょっと暑い。Daraマーケットには携帯や服、薬などはあるが、タイや中国などの輸入品が主で、ラオスらしいおみやげはなかった。周辺のミニスーパーでフルーツチップスやジャムが少し売られている。


マーケット周辺にあるというカオソーイがおいしいと評判のお店はもう時間が終わってしまっていたようで、食いっぱぐれ。

近いところで評判の良い、Delilah'sという店に入り、グリーンカレーとラープ、カオニャオ(スティッキーライス、もち米)を頼む。カレーは甘めだけれども食べているとそれなりに辛い。ラープはタイのパンガン島でイサーンのラープを食べて感動したので、本場ラオスならどうだろうという強い期待があったのだけれども、モヤシが主で紫たまねぎは入っておらず「アレ?」という感想。悪くはないんだけどね……。カオニャオは手でつまんで丸めてから食べていくのがおいしい。やや固めで赤飯に近い。


商店で簡単なおみやげを少し購入。疲れたので少し横になったり、お仕事をしたり。部屋の下はレストランで、BGMの特に低音がやや響く。

暗くなったところで夕食探し。ナムカーン川の竹橋を渡ってみるが、対岸には食堂はほとんど見当たらず、戻ってメコン川沿いをうろうろ。


レストラン自体はあるもののどれも決め手に欠ける……。結局、よく賑っていて野菜がたくさん取れそうな焼肉屋(シンダートケムコーン)に。1人6万Kipで食べ放題。ジンギスカン鍋のようになっていて、上で肉を焼き、下にはスープを注いで野菜などをしゃぶしゃぶにするという2つの楽しみができる。火は炭火(というか都市ガスはないので火力といえばみんな薪か炭、ホテルでもせいぜいプロパン)。肉は牛・豚・鳥のほか、イカやエビも。春菊がとてもおいしい。デザートに取ってみた焼きバナナは水分が蒸発しきっていてほとんど干し芋だった。


ナイトマーケットへ。入口でミニパンケーキを購入。少し焦げているがそれもまた良し。パートナーは日本から持ってきたスカーフをどこかでなくしてしまったのでそれもマーケットで調達。交渉の1度目で即決だったので値切りが甘かった、らしい。店員さんには日本語の上手な人もいる(というかラオス語、韓国語、英語と使い分けていそう)。


翌朝5:00起き。5:45に托鉢見学に向かう。托鉢自体はラオスのどこでも見られるらしいけど、寺の集まるルアンパバーンはその最大級のものだそうだ。メインロードに出ると早速お渡しするものを売ろうとする売り子が寄ってくる。高くて断わったが、後で調べたら「とても托鉢向けでないような粗悪なものを高額で売り付けるから、きちんと信心を持って托鉢に渡したいなら市場でちゃんとしたものを買うように」という注意喚起されていた。太陽が出ていないのでかなり寒く、座ってお坊さまが通るのを待つのはかなり辛そうだ。ツクツクやら観光バンやらが次々と乗り付けては、観光客が大挙降りてくる。実際のところ、メインロードで托鉢に捧げようと座っているのはほぼ全員観光客に見えた。

太鼓が叩かれ、6:30頃から本格的に托鉢の行列が登場。意外と歩くペースが速く、暗い中だと写真撮影もなかなか大変(フラッシュ禁止なのだが、やりたい放題な輩も多い……)。


昨日も行った合流部分をちょっと見にいく。霧が濃くて幻想的。


一眠りしたあと、朝食。お粥をチョイスしたがこれもまた絶品だった。


前日に比べて曇りがちで気温が上がらず、寒い。


メコン川を渡って対岸の村に行ってみることにした。最初は1人1万Kipと言われるが、ホテルで聞いたとおり1人5000Kipで合意。数分のクルーズだがなかなか心地良い。しかし船に植木鉢があるのはちょっとおかしいと思う……。


対岸は小さな市場がある以外は舗装もまだあまり進んでいない素朴な村。観光客もほとんどいない(船で同乗していたほかの観光客も1カップルのみ)。メコン川沿いに東へけっこう歩いてしまった。


市場まで戻り、昼食。何が食べられるかよくわからない食堂に入り、「スープ?」という問い掛けにYesでフォーが出てきた。胡椒が強く効いていておいしい。

パートナーはお菓子屋で揚げバナナと芋パンを買い、おまけでういろうみたいな餅菓子ももらって御満悦。ラオスのスイーツを大いに気に入った模様。確かにほど良い甘さで美味。


船で戻り、市場通りを見物。本来は朝市の場所なので昼も過ぎるとあまり出ている店も少ないが、野菜や果物は少し売っている。午前とうって変わって暑くなってきたのでホテルへ退散。乾季のルアンパバーンはおおむね午前が曇りがち、午後から一気に晴れるという天気なのかな。


夕方は街最大のお寺シェントン寺院へ。1人2万Kipを払って中に入る。中国の影響が強めかな。タイルなどを使った細かい装飾も多い。どこのお寺も長いボートを保持していて、雨季のメコン川レースに備えているっぽい。お坊さんたちが対抗レースするのかな?


宿泊しているAPSARAの併設レストランの評価が高かった("heavenly duck"という評価ってすごいな)ので、夕食に試してみることにした。

ワイン、レモングラスティー、ダックのグリル、水牛ほほ肉の煮込み。お通しのガスパッチョが爽やかな酸味で大変おいしくその後のメインに期待を持ったとおり、グリルも煮込みもとても素晴しい。ダックにはソムタムが、煮込みにはキャベツとミントがサラダとして添えられていて、これらも美味い。評判に違わず見事だった。

(2)へ続く。