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KeN's GNU/Linux Diary
... 料理とDebianと雑多な記録


2014年10月07日

_ [debian] debian-boot: Debian Installer Jessie Beta 2 release より

(GMTで5日にリリースアナウンスされていたのでちょっと反応遅いけど。)

このリリースでの重要な変更点。

  • GNOMEがデフォルト選出のデスクトップ環境に復帰。
  • ただし、taskse(※インストール後半での環境設定手続き)でデスクトップ環境の一覧が出るようにしたので、そこで簡単にほかのデスクトップも選択できる。まだちゃんとドキュメント化できていない。
  • arm64とppc64elアーキテクチャの予備サポート。

その他の変更点。

  • brltty: インストーラでの設定をbrltty.confに継承。
  • brltty: XFCE、LXDE、MATEのセッションでのアクセシビリティを有効に。
  • busybox: udhcpcスクリプトで/32サブネットをサポート。
  • choose-mirror: mirror/*/hostnmeで始まる指定値でのスキーマ文字列部分を削除。
  • console-setup: 韓国用のデフォルトキーマップを修正。
  • console-setup: ネパールおよびタール向けにネパール語キーマップを使用。
  • debian-installer: kFreeBSD/Hurd用のPXEブートイメージを修正。パンジャビ向けにgtk版でfonts-lohit-guru-udebを追加。syslinuxでのデスクトップ選択を廃止(taskselで選択に)。initrdでのLinux modules.builtinファイルを保持。syslinux >= 5でのlibの位置および探索パスを修正。
  • fontconfig: グラフィカルインストーラでの等幅フォントの破損を修正するため、udebでconf.availディレクトリを追加。
  • hw-detect: 追加ドライバディスクのサポートを向上。
  • hw-detect: ファームウェアのインストールコードをpre-pkgsel.dに移動。
  • hw-detect: Macの検出向上およびsnd-aoaモジュールのブラックリスト追加。
  • iso-scan: シェル特殊文字がフォルダに含まれている場合の探索時にエラーにしない。
  • lowmem: linux-x86向けの制限を更新。
  • lowmem: ルートramfsを全メモリで作成。
  • netcfg: ホスト名・ドメインその他の設定後にkill_dhcp_clientを実行しない。さもないと、Linuxのudhcpcがリース更新を停止し、その他のプラットフォームではdhclientはネットワークインターフェイスを設定しない。
  • netcfg: netcfg/target_network_config=ifupdown指定のときは、/etc/network/interfacesを/targetにコピーしない。
  • netcfg: ESSIDを手動入力するときのサポートを修正(前は無視されていた)。
  • preseed: auto-install/defaultrootをjessieに更新。
  • preseed: autoが有効のときにはロケールとキーボードの設定を常に無効に(preseedファイルがブート時に提供されなかったり、dhcpサーバから提供していても)。
  • rootskel: linux-x86のgtk版におけるlowmemの制限を更新。
  • rootskel: kfreebsd-*で固定サイズのinitrdの容量不足を避けるためいくつかのディレクトリにtmpfsを利用。
  • rootskel-gtk: 新しいマッピング(Lohit Punjabi)を関知するためにgtk-set-fontを更新。

ハードウェアサポートの変更点。

  • libdebian-installer: arm64: "efi"サブアーキテクチャとしてUEFIベースのシステムを検出。
  • libdebian-installer: ppc64とppc64elのサポートを追加。
  • linux: arm64とppc64elを予備サポート。ccmとctrをcyrpt-modulesに追加。armhfのusb-modulesにehci-platform、ohci-platform、phy-sun4i-usbを追加。rsi_usbをnic-wireless-modulesに追加。ath6kl_sdio、libertas_cs、libertas_sdio、mwifiex_sdio、r8192u_usb、r8723au、rtl8188eu、rtl818x_pci、rtl8723be、rtl8821ae、spectrum_csをnic-wireless-modulesに追加。armel/orion5xのnic-modulesにmvmdioを収録。sound-modulesに新しいサウンドドライバを追加。

このリリースでの既知の問題。

  • ファームウェアの扱い: udevはファームウェアが見つからないことを報告しなくなっている。見つからないファームウェアをロードするためのサポートを復帰する前に、パッチの精査が必要。
  • CD-ROMモジュールがppc64elにない。netbootフレーバは正常に動作する。次回リリースで修正予定。

フィードバック求む。インストーラのバグの発見や今後の改良のためにあなたの助力が必要なので、ぜひ試していただきたい。必要となるインストーラCDその他メディア等一式は、Webサイト( http://www.debian.org/devel/debian-installer )より入手可能だ。

_ [review] 『プロフェッショナルのための実践Heroku入門』

プロフェッショナルのための 実践Heroku入門 プラットフォーム・クラウドを利用したアプリケーション開発と運用 (アスキー書籍)
相澤 歩/arton/鳥井 雪/織田 敬子
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
(no price)

朝練本として読了。

解散発表があったり補填注入救済予定があったりと妙な形で最近話題になってしまったアスキーメディアワークスハイエンド書籍部の1冊。

RubyKaigi 2014で勢いで買ってしまったが、今の職種でHerokuのようなPaaSを使う機会はなさそう。とはいえ、技術書編集者・執筆者として、現在のRailsデプロイ方面の技術動向を知る上では概念把握のために読んでおいたほうがよいと思った。

Rails向けのデプロイ機能が充実したアプリケーションプラットフォーム提供元であり、Rubyコア開発者のMatz氏と笹田氏を雇用(放牧?)していることでも知られるHeroku社。本書はそのHerokuプラットフォームの概要、利用方法、トラブルシューティング、そして少し内側のアーキテクチャについて紹介している。

実践の名は付いているが、中身としては各章・節で独立的で、いくぶん淡々と機能紹介が並んでいるので、手を動かしながらじっくり読み学んでいくというよりは、これをベースにした社内研修等に使うのが向いているのではないかと感じる。

Webのユーザーインターフェイスでの操作もあるものの、実際のほとんどの操作はGitなどを通してほぼ直接に剥き出しのシステムに触れることになり、その飾り気のなさが逆に清々しい。8章「Herokuのアーキテクチャ」、9章「The Twelve Factory App(翻訳)」からはGitやPostgreSQL、LXC、Amazon S3などの既存技術をいかに巧みに組み合わせているかが見えて、特に楽しく読むことができた。

_ [cooking] 鶏肉とピーマンのタレ炒め、さつまいもチップス、ナスのぬか漬け


炒め物はちょっと醤油が多すぎて塩気がきつくなってしまった。ナスうまい。