トップ «前の日記(2014年09月29日) 最新 次の日記(2014年10月01日)» 編集

KeN's GNU/Linux Diary
... 料理とDebianと雑多な記録


2014年09月30日

_ [computer] bash on Mac OS X

ソフトウェア・アップデートではまだ降ってこないけど、修正済みのバイナリ配布は始まってる。http://support.apple.com/downloads/#macos

_ [review] 『アンダースタンディング コンピュテーション』

アンダースタンディング コンピュテーション―単純な機械から不可能なプログラムまで
Tom Stuart/笹田 耕一(監訳)/笹井 崇司
オライリージャパン
¥ 3,456

RubyKaigiのセールで購入。監訳者であり、Matzさんと並んでRuby開発を代表する笹田先生のサイン付き(Yeah!)。

n十年前、私は大学の文理系の専攻講座で、オートマトンの理論とそれを使った簡単な表現の講話を通して、正規表現の片鱗を知った。モノクロ画面のMacで動くチューリングマシンシミュレータは、それまで漠然としていたコンピュータの論理構造を、少し垣間見せた気がしていた。

n十年前、私はコンピュータ雑誌に掲載されていたプログラムコードを入力して、ライフゲームというものをX68000で実行してみた。ゲームという名のわりにはそれまで知っている「ゲーム」とはまったく違うものだったが、単純なON/OFFパターンで構成されたグライダーが生存ルールだけで画面を斜めに動いていったり、適当に滅茶苦茶に配置したものが収束していったりするのは、何か神秘的に感じた。

n年前、私はラムダなる概念を聞いた。Haskellの本ではカーリー化という言葉も見た。無名関数や演算を解体するといったことは理解できていたつもりだが、新しいそれらの事柄にはさっぱりわからないことがとてもとてもたくさんあった。そして、Rubyを使い始めた。

私は情報系の学科出身ではなかったので、本書の内容がコンピュータサイエンス講座で一般的なものなのかはわからない。ただ、毎朝時間を決めて本書を読み進めていると、あたかも良質の計算理論講座を受講しているような気分になった。

教養講座1つですべてを理解できないように、完全に中身を理解するまでには本書のコードを実際に動かしながら何度も読み返し、他書も読み深める必要はあるのだろう。しかし、Rubyをちょっと使えてコンピュータサイエンスに興味がある、あるいは受講したことがあるという方なら、その入門やおさらいとして最高の読書体験ができるはずだ。

_ [review] Canon EOS Kiss X7

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM付属 KISSX7-1855ISSTMLK

キヤノン
¥ 54,325

長年使ってきた先代のEOS Kiss Nに、これまで修理してきたようなトラブル(内部ゴミ、オートフォーカス不良、CFスロット側読み書き不良)が一遍に生じるようになって、旅行に持っていく信頼性を保てなくなってきた。

いいかげんCFだと旅先で調達も辛いので、カメラを新調することにした。条件としては、

  • 一眼。コンデジは手持ちのCybershotで十分なので(しかも防水用のも持ってるし……)。
  • ミラーレスでもいいけどファインダは必須。
  • 一般的なSDカード。WiFiカードが使えるのがよいかも。
  • 操作に違和感がなく、シャッター音が良い。
  • 軽い。

なんとなく候補は決まっている気はしているけど、ヨドバシへ。

軽さだけならミラーレスでいくつかあるのだが、ファインダが擬似表示で辛い(Canonのミラーレスはファインダがそもそもない)のでパス。

結局、シャッター音が低音になってKiss Nのカシャ!という軽やかな気持ち良さはない(ガゴッという感じ)ものの、当然ながら操作の違和感がまったくないのとその軽量さから、当初の候補どおり、EOS Kiss X7となった。(ほとんど使ってないけど)望遠と単焦点のレンズも再利用できるし。

カラーリングはKiss Nのようなシルバーがない、代わりのホワイトはプラスチック感漂う安っぽい塗装でかつ標準と単焦点のダブルズームでないと売らないという構成だったので、普通のブラックに。レンズフィルタ、液晶保護シール、SDカードも購入。

この日記では8月17日以降の料理写真についてはKiss X7による撮影としている。レンズは標準、モードはシーン→料理。X7のISOは12800までいける(Nは1600までだった)ので、暗い間接照明の下でもISOを上げてかなり明るく撮るモードになるようだ。

掲載はしていないが、自転車に乗っていろいろ撮影した感想でも、違和感なく扱いやすい。夜景はフラッシュなしの自動モードだとISOを6400まで上げるので、標準レンズだとさすがに荒い感じはある。それでも、シャッタースピードが速いので手持ち撮影でもブレは少なく、カジュアルに撮影できるメリットは大きい。

今のところ、機種交換しての最大のメリットは軽さ。ボディ軽量化は110g程度ではあるのだが、それでも持ち歩いて疲労しづらいことが明らかにわかるし、さっと取り出して撮影、収納、というときの一々の手間のときに差が出る。ただ、幅がコンパクトになったのだが、それに見合うちょうどいいケースが今のところない。ブリーフみたいなカバーはちょっと……だし。ちょうどよいケースが出てくるのを待っているところ。

SDカードは、下調べしておかず、あとなんとなくその場で陳列してあったものを買ってしまったのだけど、後々考えたらWi-Fiで飛ばせるようにしたいのだった。カメラを開けて中の写真を取り出すのは何かと億劫になりがち。昨日になってEye-FiとFlashAirとどちらがいいのか検討し、moyashiさんのブログ記事にうなずくものがあったので、後者を注文した。さて、Debianからどうアクセスするかな。