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KeN's GNU/Linux Diary
... 料理とDebianと雑多な記録


2013年12月24日

_ [ahf] PDF生成

AHFのCSSによるページレイアウトの流れでは、コンテンツをXHTMLで記述し、拡張CSS(CSS3+CSSドラフト+AH拡張)でスタイルシートを用意して、これをフォーマッタコマンドで合成し、PDFを生成する。

フリーソフトウェアの似たようなツールとしてはQt WebKitをレンダリングエンジンにしたwkhtmltopdfがあるが、ブラウザ画面用という出自から、簡単な紙面化以上の実用性にはまだまだ十分ではない(少なくとも、CSS3のページサポートや禁則処理、ブロック単位での扱いなどの拡張ができないと厳しい)。

その点、紙面が基本思想にあるAHFでは、ほぼデフォルトの状態で日本語を配置して違和感のない見栄えのPDFができる。行の文字組についてはいくつかパターンが用意されており、InDesignほどではないにしても必要十分の調整ができそうだ。

印刷所入稿で一般的なPDF/X-1a形式は当然サポートしているし、X-4等ほかのバージョンも用意されている。フォント埋め込み、グレースケール化やRGB→CMYK化、画像可逆/非可逆圧縮比率、印刷等禁止設定、パスワード設定といったものもコマンドパラメータだけで指定できる。

  • 課題: 出版社には校正用に「見開き」(スプレッドとも言う。本を開いた状態のように左右ページを並べ、間は0間隔。実際の本の感覚で読めたり左右の行位置が揃っているかなどを確認できることからこの形式が好きな編集者も多いが、個人的にはページ数の確認がしづらいし、紙出力時に最初の奇数ページの出力がとても面倒くさいので好みではない)で提出しなければいけないことがあるが、AHFコマンドには「Acrobatで開いたときに左右表示するようにするフラグ」はあるものの、見開きPDF自体を作る機能はないように見える。影響が大きいので簡単に実現できる気もしないけど…。