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KeN's GNU/Linux Diary
... 料理とDebianと雑多な記録


2012年05月15日

_ [computer] 「JEPA 第9回EPUBセミナー ~電子出版最前線~」でお話ししてきました

もう先月のことになりますが、4月27日に JEPAのEPUBセミナー にて、「オライリー・ジャパンのePUBフォーマットを支える制作システム」 というタイトルでお話しする機会をいただきました。

あいにくの荒天でしたが、120人くらいはいらっしゃったでしょうか、ありがとうございます。

私の発表資料は http://kmuto.jp/events/jepa2012/jepa2012-kmuto.pdf にて公開しています。 制作システムの技術的詳細についてはオライリー・ジャパンさんに寄稿したとおりですし、聴衆の方々も眠くなってしまうでしょうから、 このセミナーでは、設計思想について主に語ってみました。

私のお話は漫談なのでともかくとして、ほかの3者の講師のお話はいろいろ興味深い点がありました。

  • ePubと音楽の出合いは新しいメディアを興すのか?(佐々木康彦さん): ドリカムのバックバンドも務めてた。音楽雑誌のePUB化(InDesign+DreamWeaver+Photoshop+Sigil。ADPSはコスト高すぎ)。視聴と購入のフローの提供。せっかくiOS向けにマルチメディア化しても意外とPCでの(マルチメディアの見えない)閲覧が多い。フリーダムな個人ブログに対して業務だと業界ルールに縛られまくる電子版。etc...(たいへん盛り沢山な内容で、メモだけで1記事分はある)
  • 「個人が電子書籍で億万長者になる時代」における、電子出版プラットフォームの在り方(細田朋希さん): ePUB販売プラットフォームの提供。億万長者はUS Kindle版でのケース。e文楽社(ビジネス・自己啓発系が主)だと数ヶ月で140万という例があり。購入者を著者のメルマガに登録することでマーケティング。(e文楽社自体はePUBの制作フローは提供しておらず、契約者側がePUBを持ち込むスタイルらしい。)
  • 紙を含めたマルチデバイス出版を誰でも手軽に「あたらしい出版」サービスBCCKSについて(田中孝太郎さん): Webからの書籍化など。ePUB3拡張のbxml。現時点では独自リーダが必要。CSSも拡張し、改ページ制御や段数、単ページ/見開き、図版の置き方ほかいろいろ指定できる(普通にCSSにほしいので、取り込む活動を期待…!)。電子版、紙版で提供可能。印税分配システムによる支払いの自動化や、今後の寄付アカウント・引用分配への対応予定など。

_ [debian] Debian Installer 7.0 Alpha1 がリリース

Debianの新メジャーリリース「Debian 7.0 Wheezy」の作業の一環として、 インストーラのアルファ版が発表されました(ニュースリリース)。

ISOファイルやUSBメモリ用のイメージファイルなど一式は、 ダウンロードページ から取得できます。

正式な報告ルートはDebianバグ追跡システムに報告することですが、 英語での説明に不安があったり、 日本語固有の事象であればDebian JPのメーリングリストもご利用いただけます(逆に掲示板やblogでクレームされても対処できません)。

問題を直すなら今のうちですので、ぜひ実験して問題点をあぶり出してください。

特に実機でのインストールテストは不足しています。 実機+無線WPA/WPA2でのインストール、USBメモリでのインストールなどは興味深いテーマなので、環境をお持ちの方のご参加を期待しています。 完全なインストールはせず、ディスクパーティショニングの段階まで進むかどうかがわかるだけでも役立ちます。

_ [cooking] ガッパオ


鶏肉を刻んで粗挽き挽肉っぽくするところからのガッパオ。辛さは控え目。