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KeN's GNU/Linux Diary
... 料理とDebianと雑多な記録


2016年08月12日 この日を編集

_ [travel] ロシア旅行(4)

(3)より。


翌朝、フレンチトーストとバイキングを食べ(ニシンとサーモンをがっつり)、雨も止んだので自転車の返却に。本当はエルミタージュ美術館に行く予定だったけれども、風邪の具合があまりよくないので、それは翌日に回すことにする。

自転車屋にはメールもSNSも電話もダメ(フロントから電話かけてもダメ)だったのだけれども、無事に開いていて返却。デポジットのパスポートも回収した。


サドヴァヤの駅ビルPikの中はさほど見るものはなかったけれども、地下に大きなスーパーがある。これが素晴しかった。

牛乳・生クリーム・ヨーグルト・チーズと乳製品の品揃えが超豊富。肉、魚は普通めだけれども、新鮮なのがそろっている感じは受けた。おみやげ類をほぼ全部調達。

パートナーは周辺で買い物を続行し、自分は買い物袋を持ってホテルへ戻る。パートナーはPik隣のsennayaショッピングモールで良い飾りものをいろいろ買えたようだ。


昼は、ネフスキー大通りにある「ソビエトカフェ」。ソ連時代に思いをはせるコンセプト?

紅茶には乾パンベーグルが付いてきた。パートナーが頼んだクバスは、黒パン由来の発酵飲料ってそれってビールじゃね?と思ってたら、やっぱりビールだった(笑)。アルコールは2%くらいで、ロシアではお酒扱いじゃないらしい。

キノコのスープは期待どおりの良い味。 キエフカツレツは、バターを鶏肉で包んで衣をつけて揚げる、という神をも恐れぬ料理……なのだけれども、ここのは切っても何かあふれるわけでもなく、単なる鳥胸肉でさほど感銘を受けなかった。


血の上の救世主教会。おどろおどろしい名前だが、実際皇帝が暗殺された場所の上にあるらしい。 モスクワ赤の広場のワシリーに似ていてこっちのほうが古く見えるけど、実はワシリー(1560年)より新しい(1907年)とか。 遠くで見ると渋くてかっこいいけれども、近くで見るとちょっと微妙。


でも中はすごい。イコンはモザイク画でできている。


プーシキンの像を眺め、サンクトペテルブルクにもあるエリセーエフスキー商店で高級ケーキ(といっても220ルーブルなので日本より安いが)を購入。


夕食はアルメニア料理。 Farmer's Saladは、じゃがいもやピクルスが入っていておいしい。 アルメニアの薄いパン「ラヴァッシュ」は紙っぽい。 牛肉の煮込みスープはさっぱりめ。 鶏肉の煮込みはちょっと塩強かったかな。 1070ルーブルはこの辺りの価格としては安かったけれども、味はちょっと素朴すぎるか。


夜……というか夕暮れにしか見えない。


エリセーエフで買ってきたケーキ。これが超絶においしかった。 ババロアに洋ナシ。金箔が乗せてある。甘さのバランスがまた絶妙。


朝。ブリヌイを選んでみる。風邪っぴきだけど、スパークリングワインについつい手が……。


身体は本調子ではないが、もうこの日しか機会はないので、朝いちでエルミタージュ美術館に向かう。世界屈指の美術館の1つ。


当日のチケットの窓口は並ぶのも入るのもかなり混むらしいのだけれども、インターネットで事前にチケットを買っていた場合は、1つ離れた裏口っぽいところから入ることになる。10時の開場までは少し並んだけれども、開場後はすんなり。

10時より前に内部を回っているような人たちがいたのは、先行入場できる旅行ツアーの参加者かな(HISあたりでもそういう特典を宣伝していたような)。

カメラフィーが別途必要と聞いていたのだけれども、聞いてみたら不要らしい。ちなみに英語はあまり通じない。


混んでいるところは混んでいるが、それでも流れているし、空間に余裕がある。

一番混みそうなダヴィンチの間、ラファエロの回廊を最初にウォッチしておく。


タペストリーや彫刻も。ショボーンとしているのはミケランジェロの作品。


グレコ、レンブラント。


ギリシャ壷があったけど、このあたりの壷にはシシン先生が言及されていたエロ落書きは見つかりませんでした!


エルミタージュはもともと宮殿なので、内装も宮殿らしい華麗さにあふれている。


3時間半ほどでひととおり回った。ただし、3Fは今はほぼクローズしていて、そこにあった西洋美術系は旧参謀本部で仮設展示されているため、あとでそちらも回らなければならない。


出る頃には正面入口のあたりが団体さんで大賑わい。外も、チケット購入や入場待ちで大行列ができている。 つくづく早くにネットチケットで入ってよかった……。


対面にあるのが旧参謀本部の建物。しかしとりあえずは昼食をとらねば。 エルミタージュ内のフロアは飲食厳禁で、カフェも微妙なのしかない。

飲まず食わずで4時間近かったので限界(トイレは、コースどりをちゃんと考えて1Fにときどき降りるようにすれば大丈夫)。


周辺でカフェを探すも、どこも埋まっているか微妙なところばかり。ここはどうかねぇと入ったピンク色のロゴのカフェに入ってみる。

レモネードはミントで緑色に染まっていて怪しい。味はまぁ普通だけど。

キノコのスープは、生クリームたっぷりですごくおいしかった。 バーベキュー盛り合わせはラム、牛、豚、鳥。少し固いが肉充した気分になる。

とりあえず、おいしかったけどサーブにえらい時間がかかったので美術館の残りを回る時間がなくなってきた……。


エルミタージュというか、旧参謀本部建物へ戻る。昼食探しで時間を食ってしまったので、閉館までは1時間くらい。

案内がロシア語しかなくてよくわからない……。

マイナーなのが多くて途方に暮れながら探していたら、親切なガイドさん(?)が日本語で、「エレベータに4階に行くとゴッホとか全部あるヨ」と教えてくれた。


ピカソ、マティス。


ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ。


ルノワール、モネ。

2周目する前に閉館で追い出されたけれども、ひととおり観賞はできた! がんばった!


宿近くのおかし屋でケーキを持ち帰り購入。エリセーエフの繊細さとは違うけど(値段も違うけどね)、おいしいフルーツタルトだった。

明日は帰国路なので、空港へのタクシーをフロントで頼む。


夕食は、サドヴァヤ駅に近いグルジア料理。 大きな店だし、中国語メニューもあるのでツアー用なのではないかと心配したのだけれども、良いところだった。

クルミ入りのサラダがおいしい。ディルは入ってなくてイタリアンパセリが大量に入っている。ビーフストロガノフも安定の味わい。

ペリメニはビーフとマトン。大きくて一口は無理そうなのだけれども、小籠包のようにスープ分が多い。少し辛味があり、美味。

満足な夕食をとり、宿に戻ってパッキングし、帰国準備。


翌朝、最後の朝食。フレンチトースト、スパークリングワイン。 場所が不便だけど、アルカディアホテルの朝食はよかったな。


サンクトペテルブルク空港まではタクシーで45分。JALコードシェアのS7航空のチェックインを済ませる。

内外の店は少ない。待っている間にゲートが変更になった。

モスクワ ドモシェドヴォ空港までは1:45の短いフライト。 何も出ないと思っていてお昼どうしようか考えていたのだけれども、チキンサンドイッチが機内で出てきた。


国内線→国際は一度出て入り直し、JALのカウンターにも行き直す必要がある。

JALカウンターにいったら、プレミアムエコノミーに格安でアップグレードできますよと誘われ、風邪の具合がまだイマイチだし、まんまとのっかることに。あとで値段比較してみたけれども、たしかに激安だった。

さて、ではさっさと出国してゲート行くかね、と思ったら大変。 出国審査は入国以上のカオスで、エスカレータでの上がっていくと列がいっぱいで危険なほど。 あいかわらず統制はされてないし、カウンターは開いているもののまったく進まない。 ベンチでインド人家族がビリヤニ食ってるし。

最後のロシアの洗礼はこれか。

1人あたり2〜4分かかる状態で、延々1時間立ちっぱなしで待ち続ける。CIS系の列に並んでいたけれども、特に問題なかったようだ。 なんでこんな時間かかるのかと思ったら、パスポートを1ページずつ、ルーペで入念にチェックしていた。 私のときはわりと早くて、1分ちょっと程度だったと思うけど。

セキュリティを抜けてゲートを確認し、疲れたのでカフェでアイスティー。ミントが入ってて少し怪しいものの、冷たい飲み物がうれしい。

空港内のショップはとり立てて目につくものもないので、余った1000ルーブルはレートが悪くても成田で両替することにした。

機内では夜便だし寝られるかと思ったけれども、ウトウト程度しかできず。やっぱり腰が曲がってるとダメらしい(エコノミー4席専有では熟睡できた経験)。あと、787の電子シェードは朝の陽射しには効果がほとんどなく、きつい陽射しが差し込んでくる。

夕食は四川風牛肉炒め、朝はチーズハムサンド。映画は『カンフーパンダ3』、『レヴェナント』を観た。

成田には定刻に着。入国も自動ゲートのほうでさっくりと。荷物もすぐに出てきてくれた。

しかし、東京暑すぎ……。パートナーは夕方に熱射病になって翌日休む羽目に。時差ボケも解消するまで数日かかった。

ロシアざっくり感想。

  • 楽しかった。スリひったくり以外は危険を感じず、ヨーロッパの雰囲気。
  • パートナーが熱射病にならないのがとても良い。自分は風邪に注意、汗をかいたら着替える。
  • モスクワは地下鉄網充実で便利。サンクトはちょっと動きづらかったし大通りのレストランもいまいちなので、サドヴァヤ駅周辺がいいのではと思った。
  • 両替レートは日本もロシアも空港では確かに良くない。ロシアだと両替時にごまかされることもあるようなので、最小限を日本で両替、あとは安全な場所のATMで、プリペイドキャッシュカードを使って引き出し。
  • スマフォは普通に使える。LINEでやりとり便利。LTEは速く、結局500MBも使わなかった。
  • ネットで事前に予約購入できるものはしておいたほうがいい。モスクワ空港-市内のAeroexpressは日付指定(時間指定はなし)。エルミタージュは購入後半年内の入場。バレエは当然日付も席も指定(良い席はすぐ埋まる)。クレムリンも日付指定らしい。
  • メシはおおむねおいしい。特にキノコと乳製品のものを選んでハズレなし。給仕のあるレストランは10%程度のチップを期待される。カードで払うときはチップは別途現金。
  • レストランを含め公共施設禁煙なのは良いけれども、道での喫煙率が高く、けむめ。レストランで喫煙されるよりはずっとマシ、と思うしかないね。
  • ルーブル安になったおかげで、物価的には日本より少し安いかなというくらいで済んだ。
  • 英語は通じたり通じなかったり。通じなくても単語とかニュアンスでなんとかなることも。向こうの英語は総じてゆっくり&ナマリなしでわかりやすい。通じないのもまた楽し。
  • 入出国は死ぬほど時間がかかる。乗り継ぎは3時間以上ないと怖い。
  • 個人手配は調べるのは大変だったけど、実際やってみるといい体験だし、ツアーの半額くらいで済むかな。最初に書いたとおり、日程やホテルが決まっていればビザも難しくない。

2016年08月10日 この日を編集

_ [travel] ロシア旅行(3)

(2)より。


スーパーで買っておいたドーナツ(……のつもりが、カスタードが詰まっててシュークリームだった)と、パン屋のキャベツピロシキで朝ご飯。

チェックアウトしてレニングラード駅に向かう。


サプサン号乗車。って、余裕で乗っているはずが大慌て・汗だくでギリギリ乗車になった。

地下鉄でコムソモーリスカヤ、そこからレニングラード駅。なのだが、ちょっとイライラすることがあった上に、表示に従って地上に上がったところでレニングラード駅がどこか、案内が急になくなってよくわからない。 駅前の電光表示にはサプサンは見当たらない。

そもそもこのあたりは3つの巨大な地上駅が隣接していて、渋谷と品川と池袋が互いの連携なくご近所に集まっているようなもの。スマフォで位置を確認できればいいのだが、カートで手がふさがっているし、自分のNexus 5のコンパスは不良で正しい方向がすぐには判断できない。 すっかり迷ってしまい、人に聞いて、なんとか駅へ。

駅に入ると荷物検査が2回もあり、ようやくホームに着いたときには発車7分前。 美人乗務員さんには時間がないからと後ろの車両からあわただしく乗らされ、狭い通路を通って目的の号車にたどり着くころには疲労困憊、汗だくでへとへとになってしまっていた。


サンクトペテルブルクへ200km/hオーバーで快走。ドイツのシーメンスの車体。途中、湖の水面すれすれを線路だけの橋で渡ったりもする。貨物列車(しかもくたびれてる)をたくさん見かけるのもロシアらしい。

サプサンのチケットは日本から代理店「ヨーロッパ鉄道チケットセンター」で手配していた。ロシアのサイトでも購入はできるのだけど、サプサンは座席によっては進行方向逆向きに座る形になるので、少々の上乗せくらいなら代理店にお願いしたほうがよいかなという判断(前にも使ったことがあるけど、この代理店は良心的だと思う)。


サンクトペテルブルクに近づくにつれ、雨の雰囲気。 自分は疲労したところに汗が冷えて、喉が痛い……完全に風邪っぽい。

駅からは地下鉄で移動。ここもやはり深く、地下宮殿の雰囲気。 でも英語併記もあるのが、モスクワと違って観光都市だね。


宿のアルカディアホテル。素朴だけど、スタッフはいいかんじ。

ここはレジストレーションに時間がかかるので、部屋でハチミツをなめながら紅茶で一服。外は雨が激しくなっていた。

中心から少し離れているのと、周囲を壁のような建物に囲まれており、静か。ただやっぱり壁は薄め。滞在して徒歩でいろいろ観光スポットや食事処に移動した感想としては、立地が不便すぎるなぁ。


雨が止んだのでお昼探し。ネフスキー大通りという中心道路沿いを歩く。 いまいちピンと来るところがなく、ブリヌイ屋に入ってボルシチと、鶏肉のブリヌイ。わりとおいしかったような。


風邪の具合が思わしくないので、買い物に行くパートナーと別行動にして宿に戻ることに。聖ペトロ教会やカザン大聖堂(確かにバチカンっぽい)を眺める。


近くの小さなスーパーでオレンジジュース風のビタミンC飲料と、甘い卵パンみたいなものを購入。だらだらと休息。


夕食探し。ちょっと良いところだと予約をしないと入れないようだ。 結局、さほど食欲もないし、テレモックというチェーンのブリヌイ屋へ。 鮭のブリヌイ、ベーコンポテトのブリヌイ、フィッシュスープ。スープは鮭が入っていて、お味噌汁っぽい。


翌朝。喉と耳がズキズキ痛いのが不快だが、風邪薬でひとまずしのぐ。

ここのホテルはバイキング形式の朝食つき。ハム系もおいしいが、ニシンの酢漬けやサーモンの塩漬けがとても素晴しく、おかわりに行ってしまうくらい。卵料理リクエストでのベーコンと卵のスクランブルは、ベーコンがたっぷり。ワインもあったけどまだ本調子ではないので自重しておく。


この日は自転車で回ろうと思い、レンタル自転車屋のあるサドヴァヤ駅へてくてくと。 このあたりはトラムも走る下町っぽい雰囲気で、料理屋も多い。

自転車屋では、パスポートをデポジットとして預ける。料金は1人600ルーブル。

チャリの使い方が難しく、ハンドルにブレーキはなく、ペダルの逆回転でブレーキ。 動き出しや、慌てたときの操作に身体で親しんだものではなく頭で考える必要があるのがちょっと危ない。100ルーブル足してMTBにしたほうがよかったかも。


旧海軍省や、橋の灯台などを抜けていく。サンクトペテルブルクの街は自転車で走りやすいとは言い難い。道路は車でいっぱい、歩道は人でいっぱい。工事で狭い。


壁で囲まれたペトロパヴロフスク要塞。自転車は駐車場の奥のほうに駐輪枠があった。聖堂にはピョートル大帝とかの墓などがある。


中は豪勢。が、この聖堂だけで1人450ルーブルはちょっと高すぎ……。離れたところに砲兵博物館があって気になりはしたが、時間がないのでやめておく。


お昼は、前日夜に入れなかったグルジア料理屋「GEORGIA」。牛骨スープ、ナスとチーズのオーブン焼き、ポークとじゃがいものグリル煮込み。塩はやや強め。ナスがおいしかった。


イサク聖堂。外は精巧な彫刻と重量感のある柱、中は豪華絢爛。ここはとてもよかった。しかも250ルーブル。

ピロシキを買って帰り、疲労回復のために宿で休息。


夜はミハイロフスキー劇場でバレエ『ドンキホーテ』。劇場としてはマリインスキー劇場のほうが圧倒的に有名なのだけれども、日程が合わなかったのと、あのあたりは遅くなると怖い地域ということで、大通りに近いこちらを選択した。チケットは2ヶ月前に予約していたもの。夏はオフシーズンとはいえ、今度は観光客も多いのか各講演のチケットはどんどんなくなっていく印象。

19:30から3時間というのは長いしちょっと飽きる感じがあるけど、文化体験としては面白かった。会場ではドレスアップしたロシア美女も多数拝見させていただいた。


出てきたのは22:30。日は沈んでいるけれども、まだ夕日っぽく明るい。モスクワよりもさらに日が長いことがわかる。自転車屋は24時間オープンのはずだったのだけれども、返しに行ったら閉まっていた。事前にコンタクトしておかないとダメだったか。翌日は雨予報なのでちょっと困った。


買っておいたピロシキで遅い晩ご飯。挽肉とサーモン。いくつもミックスするのではなく、「挽肉!」「サーモン!」という一点豪華主義なのだな。ボリュームがある。

(4)へ続く。


2016年08月09日 この日を編集

_ [travel] ロシア旅行(2)

(1)より。


モスクワ朝。休暇中ではあるけど、仕事を少し片付けたり。

1回くらいはということで、有名なメトロポールの朝食。レーニンが演説したというホールで、ハープの生演奏の中、バイキング形式。冷房がきつくて少々寒め。

紅茶はちゃんとしたものが出る。ワインも飲めたようなので試せばよかったか……。


いろいろ食べすぎー。ニシンの酢漬けやスモークサーモンがおいしい。ロシア流に「イクラとサワークリームのブリヌイ」をやってみたが、悪くはないものの、ブリヌイは甘いものか肉系のほうがいいかな……と思った。チップも合わせ、ここが一番高い食事。


有名なホテルなので、有名人もいっぱい宿泊してるぜという写真が飾られているスペースがある。全部マネージャと一緒なので、完全にマネージャの自慢写真集である。


マルクス先生にご挨拶したあと、お上りさんらしく赤の広場に行ってみる。


赤の広場の歴史博物館、有名な玉葱のワシリー寺院、そしてクレムリン内の大統領官邸。クレムリンの中は時間がかかるしさほど見たいものもなかったので今回はパスした。「赤の広場」といっても赤軍の意味でもないし歴史博物館の色でもなくて、赤=美しいというロシア語の意味らしい。


ワシリー寺院に入ってみた(350ルーブル/人)。ロシア正教なので、大きな十字架はなく、イコン(絵)が多数並べられている。中からだとタマネギかわからないね。

歌もオルガンはなくて、生歌ゴスペル。 ちょうど男性合唱団がCD売りがてら無料で中で歌うイベントが開催されていて、上手だった。


広場に面するグム百貨店。ららぽーとみたい。 あまりめぼしいものもなく、中国の観光客団体だらけで疲れるので、早々に退散した。


マナージナヤ広場。地上は公園で、地下にショッピングモール「アホートヌイ・リャト」が広がっている。 中の案内がわかりづらく、大きなタブレットみたいなのが据え付けられているけども、操作性が悪い。英語モードにしたらクラッシュして再起動していた。

ユニクロもある。パートナーは今回の旅行には服装が薄すぎたということで、ZARAで服を購入。唐突に雨や風が。宿に戻る。


昼はXayanypuというお洒落なカフェ風のお店へ。グルジア料理。

燻製ベーコンとレンズ豆のスープ、ベビーポテト、そして店名にもあるハチャプリ(チーズピザ)、どれもおいしかった。

スターリンがそこの出身という影響で、どこの町にもグルジア料理はあるんだとか。


食後はパートナーにとっての今回の旅行の主ターゲットである、地下鉄駅めぐり。 マヤコフスカヤ、ベラルースカヤ、クラスノブレスペンスカヤ、キエフスカヤ、アルバーツカヤ、エレクトロザヴォーツカヤ、ブローンチレヴォリューツィ、という感じだっけ。

トロイカカードだと、1乗車32ルーブル。改札から出なければ、初乗り50円程度であちこちのホームを巡ることができる。本数も2分間隔くらいでばんばん来る。

ただ、スリ・引ったくりは実際多くて、改札のところで鞄か携帯かを引ったくって逃げていく男、奇妙なコースでこちらに寄ってくる男、地下鉄のドアが開くと同時に(たぶん引ったくったので)異常な駆け足でエスカレータを上がっていく女、などなど。

駅に係員はいるけれども、運行のための人でセキュリティの人はいないっぽい。

窓口でトロイカカードにリチャージもしておいた。


夕食はトゥループナヤ駅近くのデパートTsvetnoy Central MarketのフードコートFarmer's Marketへ。 オシャレな感じ。

卵や野菜のマヨサラのオリビエサラダは、ディルやイタリアンパセリが入っている。 小籠包のようなペリメニはまんま小籠包。ピロシキはアップルとポテト。 おやきは豆、ズッキーニ、チーズかな。ペリメニにもおやきにも、サワークリーム(スメタナ)を付けながら食べる。


だいぶ日が落ちて、ライトアップが。宮殿みたいなのはナショナルホテル。

赤の広場のグム百貨店がエレクトリカルパレードみたいになってる。

アポロンと馬車がそびえるのはボリショイ劇場。


Farmer's Marketで買ってきたハチミツケーキ。ちょっと甘さがくどい感じはあるが、まぁまぁおいしい。


翌日朝。次の日にはもう移動しないといけないし、宇宙博物館などのあまりハードな観光はきついので、ノヴォデヴィチ修道院に行くことにした。

スポルチーヴナヤ駅へ向かう。再来週から1号線をがっつり止めるぜというアナウンスが出ていた。1号線が使えないとホテルからの移動がとても大変なことになっていたので、危ないところだった。


修道院まわりは何もないようなので、駅まわりのカフェで朝食。

クロワッサンの中にマロンクリームが入っている。 紅茶とベリージャムでロシアンティー気分(ちなみにロシアンティーといっても通じない)。ジャムを口に含んでは紅茶を飲む。美味しい。


静かな郊外という雰囲気。中心街から20分くらいだけど……。


修道院着。1人300ルーブル、カメラ100ルーブル。

小さなお堂が可愛い。塔のほうは一昨年あたりに修復工事中に大火災があったらしく、また再建中。


スモレンスキク大聖堂内。広間に渡された棒がちょっと興醒めだが、火災探知機っぽい。塔が燃えたからな!


大教会内。イコンとシャンデリアがすばらしい。


裏手は湖で、チャイコフスキーの『白鳥の湖』の構想はここで生まれたのだとか。


お昼を探しにベラルーシ駅へ。が、目当てのお店は閉店撤退していた。


近くで評判のよさそうな「コーナーバーガー」。これが存外に大当たりだった。 アイリッシュビールはリンゴ風味。 コーナーバーガーは肉の味が濃く、ポテトも盛り盛り。ロシアらしいクヴァーシナヤ(ザワークラウト)がまたうまい。


デパートのジェーツキーミールに入ったんだけど、本当に子供グッズに完全に特化していた。 幼児〜キッズまで網羅した赤ちゃん本舗ビル。とりあえずピスタチオ入りのアイスは買えたので、もぐもぐする。

ツム百貨店のほうは高いしめぼしいものもなく、地下のスーパーも高かった。アホートヌイ・リャトでパートナーは少し買い物。


夜はベラルーシ料理店「ナショナルキッチン」へ。おっちゃんのギター生演奏つき(?)。奥では誕生祝いか結婚式祝いみたいな雰囲気。

ビールを一杯。頼んだのは、野菜のスープ、キノコとチーズのクリーム煮込み、ビーフストロガノフ。ここの食事はとても良かった。特にキノコクリーム煮込みは最高にうまい。

満足で宿に戻り、荷造りとお仕事を少し。明日はサンクトペテルブルクに移動。

(3)へ続く。


2016年08月08日 この日を編集

_ [travel] ロシア旅行(1)

夏休みの行き先はいろいろ悩んでたのだけど、「暑くないほうがいい」「ちょっと一味違うところがいい」という観点で、7月中旬にロシアのモスクワとサンクトペテルブルクに行ってきた。

近くて遠い国、ロシア。英語が通じないとか、クレカのスキミングがとか、ネオナチがとか、チェチェンやウクライナがとか、そもそもビザだのバウチャー制度が厳格で一般人には無理ーとか、諸々あって、大手のツアーはほとんどないし、専門社のツアーもやたらと脅かしてくる雰囲気。

でも、実際に行ってみたら、観光にはとても良いところだった。何より乳製品と茸が悶絶するほど美味。ネットもSIMも普通に使えるし、交通網も便利。無愛想と言われていた人も、観光地のせいか夏のせいか皆親切な感じ。

ロシア旅行で一番おどろおどろしく思われるのはたぶんバウチャーとビザだろうけど、飛行機とホテルを決めているなら何の問題もなかった。ネットで、何のやましいところもない正規のバウチャーを購入できたし、平日朝一で大使館(東京だと麻布)に行ければ2週間後に無料でビザを受け取れる。

日程確定・航空券(JAL PEX)確保→booking.comでホテルを確保→バウチャー(旅程計画書)取得→ビザ申請→ビザ受け取り→旅行OK という流れ。

バウチャーは、ホテルに勧められたiVisaというサイトで、1人あたり22USDでクレジットカードで購入した(パスポート情報のほかは、日程と宿泊のホテルを入力するだけ)。ロシア連邦外務省の電子申請サイトで入力し、申請書を印刷。指定の顔写真を貼り付け、申請のために大使館に行く。午前中しか申請を受け付けておらず、ギリギリだと窓口が閉まっちゃうこともあるみたい。ロシアのカレンダーに従っているらしいので、日本の休日なら旅行代理店も少なかろうと朝一番で行ったら簡単に申請は終わった。

ちゃんとビザが取得できているかはちょっとドキドキしていたけれども、2週間後の受け取りもあっさりと完了(2週間後ならいつでもいい)。申請時は整理券が必要だけど、受け取りは引換証だけですぐに済むし、特に本人確認らしいものもなかった(申請は2人で行って受け取りは1人で行ってきた)。ちゃんとビザがパスポートに貼り付けられていた。やったね。


ということで、成田。朝早かったので、まずは朝食。カレー屋に入ったら朝はカツカレーしかないらしい……。といいつつ、しっかり2人ともチキンカツカレーをがっつり食った。ゲートは75。遠い。

珍しく出国が混んでいたので、自動化ゲートですいすいをしてみた。モスクワの空港の両替レートは悪いらしいので、同程度に悪い気もするけどTravelexで少額を両替。モスクワのホテル内に安全かつ大きめの額を引き出せるATMがあるそうなので、残りはそちらで引き出すことにする。


JAL 787。チケットはいつものようにエコノミーでオンラインチェックインも済ませていたのだけれど、オーバーブッキングという理由でプレミアムエコノミーにアップグレード。これは僥倖。特に上級会員というわけでもないのだけど、何があったのだろう。席の幅があるのはありがたい。


せっかくなのでシャンパンをいただく。Nattoはだいぶ怪しい……というかそもそも日本の人でも納豆は評価が割れるのに、それをスナックにするのはどうなのか。お昼は塩おでんを選択。おいしかった。


到着前にサンドイッチ。卵が甘いのは微妙。フローズンヨーグルトはとてもおいしい。

機内では少し寝ようとしてみたのだけれども、飛行機では相変わらず寝られない。『ズートピア』『アリージェント』を観賞。漫画は『重版出来』『キングダム』。

11時間ほどでモスクワ到着。ヨーロッパとしてはかなり近いね。

さて、入国審査がロシアの洗礼だった。

窓口はいくつもあるのだが、たいへんな混雑というかまったく整理されている感じがない。どこに並ぶのかすらよくわからないし、係員もロシア語でたまに叫んでいるだけ。

「forignerはあっち行け」と言われるリスクはありつつも空いている列に並んだら、なんとか30分ほどで通れた。質問はなく、パスポートを入念にチェックし、ビザ情報に基づくプリントアウトを示されてサインせよ、で終わり。

当然荷物もとっくに出ていた。税関は特にひっかかることもなく。

国際線で出たところは何もないので、2Fに上がり、スマフォ用のSIMを売っているところを探す。量販店もあったが、その手前で「MTS」の小さなブースがあり、英語で呼びかけられて説明を聞く。悪くなかったのでここで購入することに。モスクワでもサンクトでも使える、データ2GB、互いの電話無料、600ルーブル/枚。SIMを手持ちのNexus 5に刺して5分ほど待ち、店員がアクティベーション、再起動とAPNを設定してデータを利用できるようになった。

通話は結局よくわからないままだったけれども(番号入れてもなんか通話できない旨のメッセージがロシア語で流れる)、データ通信は超便利。旅行中はマップや検索のほか、それぞれ別行動のときとか見失ったときとかにLINEでちょくちょくやりとりをしていた。


空港からAeroExpressという特急でモスクワ市内へ。チケットは事前にオンラインで購入済み(420ルーブル/人)。乗車はQRコードをぴっとやるだけ。30分間隔で走っていて、新幹線のように車内販売もくる。

45分でモスクワ市内南部のパヴェレツカヤ駅着。お昼どきのように明るいが、これで午後6時くらい。


地下鉄で移動する。「トロイカカード」というモスクワのスイカみたいなのを購入。地下鉄はスリなどが多いらしいので、少し用心しながら乗る。窓口では英語はほぼ通じないので、紙に「Тро́йка、CHARGE 300、×2」のように紙に書いて買った。


宿はメトロポール。クレムリンやボリショイ劇場にも近い由緒と歴史のあるホテル。 ロビーで生ピアノを聞きながらのパーティーみたいなのが開催されていた。

フロントなどは立派だし、スタッフも悪くはないけど、部屋の内装は正直、求むリノベーション。壁も薄い。レジストレーション(在留登録)は特に伝えられなかったけど、一般的なチェックイン手続きだけで終わったような。


猛烈に眠いけれども、夕食を探しに外へ。 レストランが集まるカメルスキー横丁……って確かに店はあるにはあるけど、どうもピンとこない店しかない。ロシア人が外食しにくるところなので、ロシア料理よりもイタリアンとかスシバーとかそういうのが多いのは当然か。それに、ロシアの正餐は昼食のためか、夜の時間だとお酒を飲んでる人たちばかりで勘も働かない。


結局逆戻りして、乳牛印のチェーン店MyMy(ムームー)へ。いわば、ロシアのファミレス。カフェテリア形式で指差して頼めるのはわかりやすい? 白身魚のフライ、サラダ、スープ、パン。ただ、味もファミレス風だった……。食べられないわけではないけど、リピはしない。


ここの地下からシベリアが見渡せる、ルビヤンカのKGB。今はFSB(連邦保安局)。ジェルジンスキーの銅像は打ち壊されてもうない。


さすが中心街、高級ブランドショップが並んでる。モスクワだと白夜というほどではないので、23時頃にはライトアップも普通に見ることができた。


朝。自分的な「最優先ターゲット」である軍事博物館へ向かう。

ホテルの食事は高いので、スーパーでブリトー、こっちだと「ブリヌイ」というのを買う。サーモンと、肉のミックス。どちらもけっこうおいしい。


モスクワの地下鉄は市内を網羅していて、とても便利。核戦争時のシェルターを想定していたという噂で、地下深くまで高速なエスカレータで下っていく。駅内は、「地下宮殿」と称されるほど豪奢な装飾が施されている。


ドストエフスカヤ駅から博物館へ徒歩。中心街からさほど離れていないのに、緑多く、のんびりした雰囲気。


ソ連潜水艦の父、かな。


キマシタワー! 入場料は1人300ルーブル。撮影は自由。


レーニン像がお出迎え。ソ連・ロシアのライフルとかRPGとかがたくさん。Su-25の頭もある。

走る台所。パンも焼けるしボルシチも作れます。


ICBMのサイロっぽい。


シュールなカエル。


攻撃機やヘリに載せるロケットポッド。1つひとつにロケット花火みたいな爆弾が入ってて、地上兵力を薙ぎ払う。


カラシニコフ御大の珠玉の作品集。


もちろんスターリン展示もある。


対独戦がソビエトの人民をまとめるアイデンティティになってたんだろうなぁと感じる。日本絡みのものは見当たらなかった。日ソ中立条約とは。


屋外展示には航空機や戦車、ミサイルなどがいっぱい並んでる。これは大興奮ですね。ふおー。パートナーには一回り終わるまでベンチで寝ててもらうことに(笑)。


みんな大好きMIL-24ハインド。実際は鈍重だったという話も。エンジンとカメラのところは塞がれてる。


MiG-19ファーマーとMiG-21フィッシュベッド。ダサかっこいい系。


MiG-23フロッガー。可変翼なんだけど、F-14と違って手作業操作でいまいちだったとか(空母に載せられるかがんばったこともあるらしい)。横から見ても可動部はよくわからない。


爆撃機のIL-28ビーグルかな。後部に機関砲がある。北朝鮮ではまだ戦術爆撃機として使ってるらしい、まじか。


ぬこ型攻撃機。


MiG-29ファルクラムどのー。フォルムが優雅。大きさは確かにこぶりめ。足はごっつい。


あなたに会うためにここまで来ました。Su-27フランカー。

でけぇ。広い国土と重武装の要件でかなり大型になったとはいえ、実機はこんなに大きかったのか。特徴的な長いノーズは本当に長い(普通に触わってストレーキまですりすりできる)。横から見るとてもスリム。

これを見られただけで今回のロシア旅行はおおむね満足達成(いや、Su-30とか33とかT-50とかも見たいけど……MAKS行きたいなぁ)。残念ながら後ろには回れなかった。

後ろのほうにはMiG-25フォックスバットも見える。


MiG-29とSu-27揃い踏み。


MiG-31フォックスハウンド、Su-25フロッグフット。


地上・海上兵器は詳しくないけど、戦車、兵員輸送車、高射砲、中距離ミサイル、対空機銃、対艦砲、機雷などなどがずらり。写真はいっぱい撮影した。


博物館まわりは何もないので、ノヴォスロポーツカヤ駅方向へ少し歩き、ホテル内のレストラン495。パン、シーフードのスープ、ビーフストロガノフ。特にストロガノフの茸がびっくりするくらいおいしい。マッシュドポテトと合わせるのもいいのか。サワークリームは酸味は感じず、かなり生クリームに近い。


トラムも走る下町っぽい雰囲気。日曜市みたいな市も立っていた。


モスクワは、地下鉄の入口を見つけるのが大変。「地下鉄はあっち」みたいな標識はまったくなくて、実際の出入口にある小さなMマークだけが目印。


ノヴォロスポーツカヤ、プロスペクトミーラ、コムソモーリスカヤと地下鉄駅巡りをしながらいったん宿に戻る。コムソモーリスカヤ駅が特にすごい。中国人の地下鉄駅観光ツアーみたいな集団もいた。


ホテルまわりを含め、モスクワは道路工事だらけ。道路が通行止めだったり道が狭かったりの上、超ほこりっぽい。冬できないから全部この時期にやるのかねぇ。


エリセーエフ商店という歴史ある食材雑貨店を見物。今は成城石井みたいな高級スーパー(お値段もなかなかお高い)。内装はたしかに食材店とは思えぬ豪華さだったけど、シャンデリアのLEDライトがチラチラ点滅してるのが目に痛い。

近くのストレシニコフ横丁は、カメルゲルスキー通り同様に、夏のお祭りロードになっている。イベントやってたり、屋台が出てたり。そして目がイっちゃってるモスクワのゆるキャラ……。


夕食は、LavkaLavkaという、オーガニックな野菜を使った料理をウリにしてるレストラン。

ビーツとリコッタチーズのサラダは、食べるとビーツの歯応えの後に甘味がじわじわっと感じられる。クルミとチーズの風味とあいまってこれは絶品。

白ワインも普通においしい。パートナーのスパイスハニーティーは怪しかった。

肉はアヒルのコンフィ。下に雑穀がリゾットのように敷かれている。とろとろでうまい。

ペリメニ、つまり水餃子は、スメタナ(サワークリーム)をつけながら食べる。汁をすするとかつお節と醤油の風味を感じるのだけれども、店員さんには「いや、牛と豚からのスープだよ?」と言われた。スメタナと合わせるのが良い。

大いに満足してお会計を頼んだら、お口直しに赤い液体が。果物ジュースかな、と一口飲んだらモルスだけじゃなくてウォッカも入っててビックリ。飲める身としては嬉しい。

(2)へ続く。


2016年06月26日 この日を編集

_ [computer] 『Re:VIEW+InDesign制作技法』製本版完売御礼と電子版販売のお知らせ

昨日に技術書典委託ブースで販売した『Re:VIEW+InDesign制作技法』製本版は、開始17分で完売となりました(びっくり)。 お買い上げいただいた方々への大きな感謝とともに、当日購入できなかったという方々には残念な思いをさせてしまいました。

電子版の販路について検討中とこれまで申し上げていましたが、明日6月27日(月)、達人出版会さまを発行元として『Re:VIEW+InDesign制作技法』電子版の販売を開始いたします。


形式はPDFまたはEPUBで、製本版ではモノクロだった画面キャプチャもカラーで表現。PDF版はB5 180ページ、EPUBはリフロー型です。定価は1,500円+税となります。

試し読みは達人出版会サイトで公開される予定ですし、http://review.kmuto.jp/ の「素材を入手」からも本書の使用データのダウンロードおよび関連情報を得られます。

Re:VIEW、InDesign、JavaScriptを組み合わせた本格的な紙面を作る手法、自分のできる限りをもって書き記しましたので、ぜひご覧いただければ幸いです。

追記

販売を開始しました。序盤のサンプルも販売サイトに上がっておりますので、ご覧いただき、ご購入の判断の参考にしてくださいませ。


2016年06月17日 この日を編集

_ [computer] 同人誌を作ってみた『Re:VIEW+InDesign制作技法』 制作話(3)

引き続き

宣伝

在庫になってもはなはだ困るし、ネットでの宣伝は今後著者・編集者として重要な仕事の1つになると感じているので、完売させるべく宣伝活動をする。

ネット上での告知にあたって、ポスターに相当するランディングページを用意することにした。仕組みには一度使ってみたかった「でんでんランディングページ」を採用した。

最初Tumblrと組み合わせてどう使うかわからずとまどったのだが、要するにTumblrのコンテンツは無視して、レイアウトで全部を表すようになっているわけだ。ランディングのパターンはセクションの豊富さに比例して軽量・通常・増量と取り揃えられているが、細かな事柄はGitHub等に送るようにして、一番簡素な軽量版を適用する。

ランディングページの基本デザインは、本当に「プロの犯行」とも言うべきもの。画像と文章を少しあしらうだけで、とてもカッコイイページができあがる。


構築はだいぶ前に済ませていたものの、早すぎず・遅すぎずの公開タイミングを考え、5月31日の14時頃に発表。

  • Twitter: 29RT、33Like。フォロワー数1,100なので、このくらいが限度かな。同僚のワーママは3,000フォロワー越えなので圧倒的敗北…っ!
  • Facebook: 50いいね、シェア8。有名人のシェアのおかげでだいぶ広がった。

はてなブックマークはページには付けていたけれども、まったく伸びず。

反応からすると委託上限まで部数を乗せてもよかったかもしれないけれども、見積り確定していたこともあり、現状部数のまま進めることにした。ただ、売り切ったときの対応を真剣に考えていく必要があると判断。電子版をまじめに検討し始める。

表紙・背・裏表紙の作成

表紙まで本職デザイナーに頼むとさすがに謝礼品程度では無茶で、フルコースかヴィンテージが必要になってしまう(笑)。くるみ印刷(表紙・背・裏表紙を横長の1枚に印刷して、それで本文紙をぐるりと包む)の表紙を自分でちゃんと作ったことはなかったので、この機会に挑戦してみることにした。

写真については先に記事にしたとおり、@fjtさんからデータをいただいた。CMYK色変換・サイズ調整・トリミングのほかは元写真そのまま。

書名を決めたのも表紙を作っているときだったという記憶。

背は192Pぶんの見積り時に問い合わせて9.6mmで仮に作成。その後、最終176Pになって8.8mmに変更した。背の上に黒い帯を入れるのはオーム社さんの本でそういうのがあって引き締まってカッコイイなと思って真似したのだけれども、これはオーム社の@hmoritaさん流らしい。

文字のバランスや色合いについては、オーム社や翔泳社の装丁を参考にしつつ、パートナーからいろいろと意見を言ってもらって取り入れている。

裏表紙が少し寂しかったので、商業書籍であればISBNバーコードがある位置に、サイトのQRコードをあしらってみた。いい感じ。


ちなみに、Illustratorで大きなアートボードの上に表紙〜裏表紙を置いたあと、「トリムマークでトンボを付ける」という行為は悪手、とDTP勉強会で聞いた。そうやって付けたトンボは「トンボに見えるような何か」であって、印刷所で作業し直しが発生してしまうらしい。アートボードを仕上がりサイズにリサイズし、トンボはIllustratorのPDF出力時設定で付けるのが正しいそうだ。

電子版

来週には正式に発表できると思うが、電子版販売の出版契約書を先ほど送ったところ。PDFとリフローEPUBで販売予定。刊行日はまだ明言できないけど、鋭意準備中。

比較製本版電子版
在庫刷り部数限り(会場オンデマンド印刷の可能性はあるがボリューム的に高額になる可能性)潤沢
紙面モノクロカラー
重量377g0g (表示装置含まず)
表紙カラーPPグロス加工カラー高画質PDFまたはJPEG
背表紙ありなし

正誤表に上げているものと、いくつか文言まわりの修正を、電子版では反映している。

続く、かも。ひとまず、25日をお楽しみに。


2016年06月16日 この日を編集

_ [computer] 同人誌を作ってみた『Re:VIEW+InDesign制作技法』 制作話(2)

引き続き

コンセプト

ターゲットは次のように設計(おおむね上にあるほうが主)。章単位で読み切れるようにして、個人でも業務でも使えるようにしてみた。

  • エンジニアが、Adobe Creative Cloudなどを契約してInDesignでそれっぽい紙面を作れるようになる。
  • DTPオペレータが自動DTPでのオペレーションと注意事項を理解できるようになる。
  • 紙面デザイナーが自動DTPに向いた紙面デザインについて考慮できるようになる。
  • 編集や営業が、Re:VIEWと自動DTPとはどういうものかを理解できるようになる。
  • プログラマが、Re:VIEWや、自動DTP・フィルタプログラムの開発手法を把握できるようになる。
  • 制作会社が、Re:VIEW原稿に対して恐れずに関われるようになる。

最後のは、一応これでご飯を食べている身としてはコンペを作ることになるわけで、受注が減るリスクはある。ただ、この点については会社とも話し合い済みで、Re:VIEWがそこそこ認知を得た今では、「Re:VIEWだと1社に束縛されちゃうのがちょっと……」という版元さんの懸念とか、「Re:VIEWでせっかく書いたのに編集DTPの従来工程でガッカリに」という著者さんの悲痛な声などが耳に入るようになってきており、技術公開をすることで裾野を広げていく方向にしたほうがよいという決定をしていた。

紙面デザインを本職のデザイナーに頼んだのは、自分にはそのセンスがないというのもあるのだけれども、

  • Re:VIEWでいかにプロっぽい紙面を作るかというDTP技術を説明する本なのに、その本の紙面がボロボロでは説得力がない。
  • デザイナーから上がってきた組見本から、実際の開発手順を踏んで変換していくさまをLiveハックのように見せていきたい。
  • そうやって調整し、作り上げた紙面レイアウトをそのまま使用してレイアウトにかかる説明の不備もなくしたい(いわゆる「ドッグフードを食べる」)。
  • レイアウトファイルをMITライセンスで公開配布するので、素人くさいものではなく、プロの品質で出したい。

という意図が込められている。

印刷所選定

電子版を作ることは業務でもやっていることで新味はないし、表紙や印刷所交渉を含めてチャレンジしてみたかった。

あまりにコストがかかるようであれば諦めるところだったけれども、いくつか同人誌系印刷会社のオンデマンド印刷での簡易見積りを見て、そう無茶な額ではなさそうと判断。運営さまから委託販売の確約をいただいたので、正式に製本版で出すことを決意した。

複数の印刷所をネットでみつくろってみる。条件は以下のとおり。

  • 192Pの製本ができること(100P以下の本を安くできるところは多いけど……)。
  • 無茶な額でないこと。
  • 薄い紙面紙があること(90kは厚すぎ。1冊の厚さと重さがえらいことになる)。
  • 担当の反応がよいこと。

やりとりを経て、PrintBookWayというサービスを運営している小野高速印刷株式会社さんにお願いすることに決定。金額はもう少し安いところがあったものの、反応が早く、手頃な上質70kの用意があり、基本仕様がわりとリッチだったのがポイント。

最終見積り時に、表紙・裏表紙と本文サンプルのPDFを送って印刷に問題のありそうな箇所がないか確認してもらったところ、その出力見本をすぐに郵送をしてくれた。サンプルのPDFはトンボ付きX-4 CMYK(本文はK1色)でメール入稿。

……自分、正直、オンデマンド舐めてた。品質にちょっと感動した。

表紙はグロス(光沢あり)PP加工で依頼予定だったが、念のためということでマット(光沢なし)PP加工のバージョンも同封してくれていたので比較。


マットは商業書籍っぽい余裕と落ち着きがあるが、派手さではやはりグロスが勝る。そもそも同人誌でPP加工はやりすぎではという説はあるが、職業病でな……。

本文紙面の紙厚は目論見どおりで、厚すぎず、透けすぎもせず、細かな部分の表現も綺麗にできていた。粗探しをすれば、少し黒が濃く出るかな、アミ部分はわずかに揺らぎがあるかな、というくらい。トンボ付きで入稿したことで、フチまで綺麗に印刷されている。

品質に満足し、最終の入稿仕様は次のとおりとなった。

  • PDF入稿: 本文・表紙ともにX-4、トンボあり、フォント埋め込み済み。Dropbox経由でアーカイブ渡し
  • B5正寸
  • 本文モノクロ 176ページ、上質紙70k、無線綴じ(左綴じ)
  • 表紙CMYKカラー アートポスト180k、グロスPP加工、背8.8mm
  • 見返し 印刷なし、色上厚口銀ねず

すでに同人誌レベルじゃない気がしている。

価格設計

趣味の範ちゅうで利益を求めているわけではないけれども、印刷・製本という業者を利用する時点で費用はそれなりにかかることになり、その費用回収くらいはさすがにある程度させてほしい。

オンデマンド印刷の場合、ページ数や部数を増やすとそのまま積算されていくので、オフセット印刷のようなスケールメリットは薄い。無論、オフセット印刷のほうは最低部数も費用も大掛かりすぎるので、考慮の余地はない。

本文は176Pでまとまる目途が立ったので、ほかに価格に響くのは部数である。スケールメリットがないと書いたが、実際にはオンデマンドでも部数が多ければ割引が効いて少しはスケールメリットになる。ただし……

  • 委託なので、上限部数が決まっている
  • 在庫の保管、販売、発送の責任を自分は負えない

ということを踏まえて、部数は上限部数よりもやや少なくし(売れ残るリスクと、普通の同人誌よりも書籍サイズがスペースを食うための遠慮)、自身の確保ぶんも最低の献本数のみに留める。

少部数のため、印刷原価は1冊あたり1,300円弱。消費税が痛い。

このほかの費用としては、

  • 協力してくれたデザイナー、査読、写真提供の友人たちおよびパートナーへの謝礼品
  • コンビニのプリンタ使用料
  • 技術書典 委託費
  • 技術書典会場への配送費

などがある。

当初は委託については500円か1,000円という枠組みしかなく、これだと1冊ごとに赤字幅が膨らんで死んでしまうので、運営さまに泣きついて500円単位の任意価格設定に変更いただいた。

諸経費の回収も考えると、本来の値付けは2,000円〜2,500円の範囲だろうか。

  • TechBoosterさんの『技術書をかこう!〜はじめてのRe:VIEW〜』が1,000円。
  • 本書と同じくらいの厚みの『Software Design』が1,220円(スケールメリットが違うけど……)。
  • 大赤字やダンピングは避けたいけど、こんなニッチなものに高く付けすぎて売れ残って在庫になるのも嫌だ……(あと、利益が変に出ても、対出版社でないのでいろいろ面倒なことになる)

とモヤモヤと考えた末、定価2,000円、ただし技術書典特別価格として「1,500円」に決定した。世の中の版元編集者はこういう思いをしながら価格設計しているんだなぁ、という感慨。

(謝礼品を除いた)諸経費と献本ぶん減益を入れると仮に全部掃けたとしても赤字だけれども、自分としてはとても良い経験だったので許容範囲(投げ銭、Amazonギフト券は歓迎(笑))。

とはいえ、今後増刷してほかの箇所への委託を仮に計画するとしても、特別価格ではもう無理なので、その点は少し禍根になるかもしれない。

続く


2016年06月15日 この日を編集

_ [computer] 同人誌を作ってみた『Re:VIEW+InDesign制作技法』 制作話(1)

製本も無事届いたので、(ここからの発送事故やイベントの突然の中止といった不測の事態がない限り、)『Re:VIEW+InDesign制作技法』を6月25日、技術書典の委託ブースにて販売できる運びとなりました。完売できるといいなぁと祈っています。


何かの参考になるかもしれないので、制作裏話をまとめていこうと思います。

動機

  • ドキュメントシステムRe:VIEWに関する制作本を書きたかった。入門書はすでにTechBoosterさんが書かれているけど、InDesign XMLまわりはまとまった情報を提供できていなかった。
  • 第2回Re:VIEW開発者会議のあたりで@mhidakaさんに技術書典のお誘いを受け、いい機会だと思った。
  • ちょうど仕事が谷間でヒマだったし、社内教育的にもInDesignやJavaScriptまわりはまとめたかった。
  • 執筆・編集・DTP・表紙まわり・印刷所交渉・価格付け・宣伝をまとめて経験してみたかった(『銀の匙』に少し影響されたかも)。紙面デザインはセンスと経験が圧倒的に不足しているので、プロのデザイナーに依頼。私的な事情で自身で手売りすることは避けたいので、販売は委託前提で甘えることに。

進行

  • 3月17日頃 リポジトリを作成、基調として前書きを書いてみる。以降、時間を見つけては執筆にいそしむ。
  • 3月25日 本書説明にかかる、これまで社内のみで使用していたIDGXMLのための各種のライブラリをGitHubで公開。
  • 4月3日 @fjtさんに写真データ依頼。
  • 4月5日 必要な登場要素が決まったので、組見本テキストを作り、紙面デザインをデザイナーに依頼。表紙デザインのラフ完成。
  • 4月22日 紙面デザイン着。
  • 4月26日 ランディングページの準備開始。
  • 4月末 全体の70%くらい進捗。総ページ数の上限を決め、ページ数が無駄にふくらむ箇所はカットしていく。
  • 5月2日 技術書典 委託に申し込み。印刷所に見積り依頼。
  • 5月17日 ひとまず脱稿。初校を組む。コンビニでB4見開き印刷をしてゲラ校正。
  • 5月20日 組み直して再校を作成。査読者に査読依頼。表紙・背・裏表紙ほぼ完成。
  • 5月27日 印刷所に最終仕様の見積り依頼。
  • 5月29日 表紙まわりと組見本の出力見本着。品質に問題ないというか予想以上なことを確認。
  • 5月30日 結果を反映して3校作成。
  • 5月31日 少し見直して4校作成、表紙まわりも確定。ランディングページをアナウンス。入稿データをそろえる。
  • 6月1日 印刷所入稿。Dropbox経由でPDFアーカイブ渡し。GitHubの情報ページの構築を開始。
  • 6月14日 製本到着!
  • 6月25日 技術書典委託ブース(予定)

執筆スタイル

目次構成についてはあまり悩まず、書くべき内容はおおむね頭の中で構想できていたので、まず各章のreファイルを用意し、そこに埋めるべき項目を箇条書きで書いておいて、それを順に埋めていくようにした。

少し入れ替えたり、「これを深く書いてもページ数が増えるばかりでしょうがないな」と思った箇所はバッサリ削除したりしたけれども、骨格の説明順序は原案そのままとしている。

執筆はDebian上のEmacs+SKK。

草稿が完成したあとにJust Right!で表記揺れなどを確認し、RedPenも使ってみた。推敲は紙のほうがやりやすいので、初校のPDFをUSBメモリに入れて、セブンイレブンでB4見開き印刷をして赤入れし、結果をreファイルに戻すようにしていた。

Debian徹底入門だと書くために大量の調べ物が必要で、そうしているうちに辛い仕事が入って中断、なんとか抜け出た頃には疲弊してモチベーション死亡、ということの繰り返しで未だに進めない状態にあるのだけれども、今回は熟知している内容をとりまとめる短期間集中執筆だったのと、たまたま重い仕事が入らなかったことで、完成にこぎつけることができた。締切ドリブン重要。Debian徹底入門も1章単位ずつで出版するつもりで書けばなんとかなるのかな……。

協力依頼

自身ではできないところについては、友人たちの協力をいただいた。

  • 表紙の素材として、確かな写真の腕を持つ友人の@fjtさんから複数の写真データをいただいた。第一候補だったメジロは少し目の付近がボケていて表紙用に引き伸ばすとそれが目立ってしまうこと、第二候補のクラゲは綺麗だけれどもあしらいがちょっと難しい上に不気味かもしれないことから、新たな候補として、色のメリハリがシャープで綺麗なイソヒヨドリを選択。
  • 「センスのよい紙面デザイン」を私が作るのは無理なので、同僚のデザイナーである轟木さんに、個人的な仕事として紙面デザインの制作を依頼した。出来はさすがというほかない。表紙や裏表紙にもアドバイスを受け、当初のものよりもずっと良くなった。
  • 自分ではかなりしっかり見返したつもりだったが、査読を依頼した@MoCo7さんには次々と記述のミスや読みにくい箇所を見つけてもらい、汗顔の至り。本当に助かった。

続く


2016年03月26日 この日を編集

_ [debian] OpenBlocks AX3をJessieに更新してみた

ぷらっとホームのOpenBlocks開発の中の方(@OBSDEV)からAX3のJessieイメージができた、ということで早速更新することにした。

やり方としては http://openblocks.plathome.co.jp/support/guide/ax3/verup_to_8.html のガイドに全部書いてあるとおりなので、あまり考えることはない。ということはこの日記もあまり意味がないのだが、いちおう自分への覚え書きとして。

自分の環境は以前にWheezy→Jessie化で変な状態にして壊してしまっていた(カーネルをちゃんと対応させないと、udevまわりでハマる)ので、新規インストール同等の作業となる。

1. 今回はまっさらにするつもりだったので、バックアップはせず。旧バージョンから行う場合は、ガイドにあるとおりにバックアップをする必要がある。

2. シリアルコンソールにケーブルを接続し、PCと接続する。232C変換器には私はELECOMのUC-SGT USBアダプタを使っている。シリアルコンソールソフトはminicom。

3. AX3を再起動し、すぐにEnterキーを押し続けると、openblocks>というプロンプトが表示される。

4. ここでvmallocの設定をするのだが、minicomのデフォルトのシリアル設定だとうまく入力できない(Debian起動後はできる)。情報を探したところ、シリアルコンソールソフトのハードウェアフロー制御をOFFにする必要があった。minicomだとHardware Flow Control: NO。

5. 入力できるようになったところで、ガイドに従い、vmallocを設定し、保存する。

 openblocks> printenv vmalloc
 vmalloc=160M
 openblocks> setenv vmalloc 240M
 openblocks> printenv vmalloc
 vmalloc=240M
 openblocks> saveenv
 Saving Environment to Flash...

6. 続いてINITを押しながらAX3を再起動し、フラッシュのLinuxを起動する。Linuxの起動が始まったらINITから離す。さもないとまた再起動してしまうので注意。SSD側の環境を壊しちゃったときに「フラッシュにも行かねぇ、詰んだ…」と思っていたのだが、単にINITの押しが甘いだけだった。かなり強く押しつけないとダメ(精密ドライバでやったけれども、これはこれで傷つけそう。もう少し押しやすい形状か、DIPで設定できるといいなぁ)。

7. Debian 7 Wheezy環境が起動したら、root/rootでログインする。

8. ポート0とLANをつなぎ、ifdown eth0; dhclient eth0 でひとまずアドレスを獲得する。

9. ガイドのとおり、イメージのダウンロードと書き込みを行う。

 cd /root
 # wget http://ftp.plathome.co.jp/pub/OBSAX3/jessie/4.1.19-0/uImage.initrd.obsax3
 # flashcfg -f uImage.initrd.obsax3
 Save firmware file to FlashROM.
 Are you ok? [y|N] y

10. 「mkfs.ext4 -L DEBIAN /dev/sda1」でストレージをクリアする(バックアップしてないものは消えるよ!)。

11. rebootする。

これで、見事Debian 8 Jessie環境が起動した。開発の中の方たち、本当にありがとう。

あとはパスワードを変更し、ユーザーを作り、/etc/network/interfacesをいじったり、いろいろ利用するパッケージをインストールしたりしていくが、現時点で、少なくともSSD利用モードにおいては、apt-get upgradeで落ちてくるuboot-imageパッケージは3.0.1に更新してはいけないようだ。

 /etc/init.d/uboot-image: line 66: /sys/devices/virtual/mtd/mtd0/flags: No such y

でインストールが止まってしまう(こうなると、/etc/init.d/uboot-image冒頭でexit 0させてapt-get -f installでともかく終わらせる、みたいなハックが必要になる)。 とりあえず3.0.0のままで「apt-mark hold uboot-image」でホールドしておいたほうが様子見したほうがよさそうに思える。


2016年03月20日 この日を編集

_ [travel] スリランカ行ってきた

そういえば投稿してなかった(GoogleのPicasaまわり捨て問題の影響で、Googleフォトに置いてる写真の命運はどうなるのか……)。

先月にスリランカ行ってきた。スノーケリング、町歩き、スリランカカレーの食事が目的。


成田からスリランカ航空。カウンターがシステムダウンで長蛇の列だったが、オンラインチェックインをしていたので荷預けのみの列ですぐに終わった。


搭乗、A330-300でパーソナルモニタ(LinuxではなくAndroidタブレットをそのままはめ込んである)付き。お昼はチキンカレーがなく、代わりにベジタリアンカレーを選んだ。これはとても当たりで、マッシュルームとひよこ豆のカレー、カリフラワーのカレー、モッツァレラサラダと贅沢な味。お茶はもちろんセイロンティー(ただ、食後にならないと来ない)。

007スペクター、ミッションインポッシブル、ロストワールドを観た。暗い中で見すぎたので少々頭痛を起こし(バカだ)、バファリンを服用。到着直前の食事には焼きそば。頭痛のせいと動いていないせいで、あまり食欲なく軽く口をつける程度にしておく。


出発の遅延の影響を受け、スリランカ コロンボへの着陸は30分遅れ。出発同様、こっちも雨。機を出るともわっとした空気が包み込む。SIMを機内でくれるとか入国審査でくれるとかという噂があったのだけれども、残念ながらその気配はまったくなかった。ただ、入国・荷物出し・税関はとてもスピーディーで、税関を出てすぐにある両替もレートは悪くない。

ちなみに入国審査と税関の間には、LGなどの大型電化製品の電気屋がずらりと並んでいる。旅行者向けではなくて、出稼ぎで帰ってきたスリランカ人向けらしい。こんな空港は初めて見たな。

宿からの手配のドライバーが迎えにきてくれており、彼に手伝ってもらいながらSIMの購入。狙っていたDialogは、空港ショップではとても高いプランのものしかない。代わりにEtisalatのブースで500ルピーでデータ2GBのがあるよ、ということでパートナーのと合わせて2枚申し込み。設定はすぐに済んで、遅いもののGoogleマップなども見えるようになった(が、後述するようにちょっと罠が)。


車で3時間かけて南のウナワトゥナ……よりさらに東1kmくらい先のミヒリペナへ。宿のROCKSIDE CABANASは値段のわりには……なところではあるが、これでも周辺に比べればかなり高級な部類っぽい感じはある。いずれにせよ、へとへとなので最低限の荷解きだけしてぶっ倒れた(パートナーは車酔いで手酷い状態に)。

で、夜中にパートナーの寝息にしては奇妙なフコーフコーという音、そして丸いモフモフした黒い固まりが目の前に。え、猫!? (その後、絨毯で包んで、丁重にお引き取り願った。)


翌朝。ベランダからは海がよく見える。って、けっこう荒いぞ。これはスノーケリングは無理かな。


朝食。ハムがスモーキーでおいしかった。パンや卵はいまいち、ジュースも配合っぽい味がする。昨晩の猫がいた。ノラではなく、ここの飼い猫で、ガーリックという名前らしい。

チェックインの支払いを済ませ、事前に申し込んでいたスノーケリングについて尋ねたところ、やはり今日は海が荒れているので開催しないだろう、支払っていないのでツアーにキャンセル連絡も不要、とのこと。


とはいえ、翌日のスノーケルツアーは申し込んでいきたいし、ついでにウナワトゥナ周辺で昼食を探すべく、ツクツクに乗って(料金交渉)ダイブセンターへ。翌日午前のツアーを申し込んだ。


目の前はビーチで、少し進むと旅行者向けのレストランが浜辺一帯に広がっている。が、どれもかなり高く、アテが外れた。宿のまわりは何もなさそうだし、この先不安だ。


浜辺はダメそうなので、通り側へ。良い評判の書いてあったHappy Spiceという家族経営のお店に入ってみる。チキンロティ、フィッシュカレー。塩気はやや薄め、まぁまぁ悪くはないかなという感じ。


ツクツクを拾って宿に戻り、すぐ近くの「天然のプール」という海へ。周辺を珊瑚礁の岩に囲まれているので、波がさえぎられておだやかになっているようだ。とはいえ、この日はそれでも波も水位も高く、過去海を舐めて2人とも怖い目にあった(@レダン島)だけに、波打ち際で遊ぶくらいにしておく。少しだけ魚も見つけた。


戻って一寝入りしていると、チンドン屋のような賑やかな響きが通りから聞こえてくる。何か、クレーンに人が吊り下がっているんですが!? 謎の列はそのままウナワトゥナのほうへ消えていった。


日も落ちてきて夕方になり、近くにお寺があるので見にいくことにした(昼間は日射しが強烈で、屋外活動はほとんどできないのだ)。風情のある線路を越えると小さな村が続くが、何やらライトアップしていたり、村の一家が出てきて何かを待ちわびる風だったり(英語はあまり通じないけど、皆とても愛想がいい)。お寺まで来ると祭りの準備たけなわ。満月祭のポーヤーデーやペラヘラ祭りはまだ数日先のはずだけど、と思ったけれども、今日ペラヘラ火祭りが開催らしい。


とはいえ、ここで祭りを見ていると夕食を食べ逃すこと確実なので、ゆっくり戻ることに……と、何かピーピーと鳴らしながらツクツクの先導で行列がやってきたぞ。これは昼に見かけたクレーンとそれに吊るされた人じゃないですか。トラックに荷台やその周囲では若者たちが踊って楽しそう。

さて、食事どころを探したのだが、これが、通り沿いには絶望的に飲食店がない。というか真っ暗。ローカルっぽいのは軽食のロティー屋しかなく、浜辺側でちらほら見たようなお店は、通りからは入れない! しょうがないので宿に戻り、浜辺沿いに探すも……あまりピンと来る店もなく(雰囲気いまいち、煙草臭い、西洋料理、……)、結局宿に戻ってきた。

宿の食事も口コミではほめられていたので、朝食とは違うことを期待して頼んでみる。


これが、とても当たりだった。ベジカレーセット、チキンカレー。スパイシーかつ繊細、野菜の旨味がとてもよく出ていた。高かったものの、満足(結局行程を通して一番おいしいカレーだった)。


翌朝。波はまだ少し高い気はするものの、昨日ほどではない。朝食はほぼ同じ、ハムの代わりにチーズになっていた。

何やらEtisalatからSMSが届いており、パケット使用量超過しているという。宿のWiFiはほとんど使いものにならないレベルなので3Gのほうで利用していたのだが、2GBあるはずなのにハテ、と調べてみると、どうも0:00〜8:00の期間は150MBしかないらしい。朝早くに使っていたのがまずかったようだ。昼間は普通に使えるので、時間だけ注意して利用することにする。


準備を整え、迎えのツクツクでダイブセンター。重い荷物で持参したスノーケルセットが久々に火を吹くぜ。スノーケルでのスーツの必要性はこれまでの経験でわかっていたので、ウェットスーツを借りる。

3時間のスノーケルツアーは欧州人カップルと一緒にモーターボートで。波が高めでけっこう揺れる。1つめのポイントのジャングルビーチへ。


ブナケンを見ていると、どうしても魚影が濃いとは言い難いか……。サヨリみたいな細長い魚を見かけた。


そして、ウナワトゥナ沖のもう1つのポイントへ。波が荒く、ボートが飛び跳ねてお尻が痛い。太陽の日射しが強くなって透明度は上がったものの、岩島を中心としたポイントは、岩に叩きつけられそうで、ときどき位置を確認しないと怖い。こちらはやや大き目の魚群を見ることができたが、珊瑚礁はやはりほとんど死んでしまっていた。


ダイブセンターに戻ってお茶をもらい、清算を済ませる。スーツレンタルもしたのに、当初の価格よりもずっと安く済んだ。

ただ、ポイントが変わるわけでもないので、当初は2、3回を予定していたけれどもリピートすることは止めた。


午後は暇なので、(日射しが怖いけど)昼食探しも兼ねてゴールの街に向かう。近くのバス停からバス。20分ほどで到着。バス停まわりに食堂はいくつかあるが、入りたくなるほどのお店はなく……。


城壁で囲まれたゴールの旧市街は世界遺産になっている。スリランカ大地震のときにもこの城壁によって旧市街は津波の影響を受けなかったのに対し、我々が到着したバス停まわりはひどい被害を受けたそうだ。

旧市街は観光客向けのオシャレなショップが多く……というか完全に観光客向けの店しかないな。食事処はどこもお高め。


Helitage Cafeというカフェで昼食。さしたる期待はしていなかったけれども、クリスピーチキン、カボチャのクリームスープはどちらも予想外によかった(高かったけど……)。


ヒストリカルマンションという昔の大邸宅跡は、カフェやショップになっている。小さな民俗歴史博物館みたいなところに入ってみた。おっちゃんが写真撮れ撮れうるさい(笑)。


城壁から海を眺める。昔のオランダ病院跡は今はコジャレショップエリアに。トイレ無料なのは便利。


東インド商会のレリーフなどを見ていたら、何やらコメディー番組っぽいロケをやっていた。


教会が多い。この日はどこもクローズしていた。


日が柔らいできたので城塞の上を少し歩いてみる。目前に広がるはインド洋。


スーパーで水やジャムを購入。


ポーヤーデイなので近くのお寺で何かやっているかな、と見に行ってみたのだが、閑散としていた。どうも午前のうちには終わっていたようだ。甘い飲み物がほしかったので、もう1つのスーパーでさらにジュースを購入。


夕食はバス停近くのローカルレストラン(こういう安食堂はHOTELと書いてある)でエラワルロティ(野菜カレー包み)とコッティロティ(鶏肉と唐辛子とロティを刻んだもの)。辛いのは予想の範ちゅうだが、塩気がかなり強い。

蒸し暑く、パートナーはグロッキー。揺れる帰りのバスも相当こたえたようで、そのまま部屋でダウン。バスの中でライブビデオを電飾ギラギラで流していたのは、インドっぽさがある。


一晩寝て、パートナーも回復。毎朝の日課として猫のガーリックと遊ぶ。海はすごく綺麗。


疲労回復のため昼までゴロゴロ。昼食はバス停のところのロティ屋を考えていたのだが、行ってみると休み……。ビーチに戻り、流行っているピッツァ屋に入ってみる。ツナと玉葱のピッツァを注文。普通のピザ生地ではなくロティの生地で、これはとてもスリランカっぽいアレンジで面白いな、と思った。紫玉葱とツナがたっぷり入っていて、おいしい。2人で1枚で十分だったので、浜のあたりでは格段にリーズナブルだな。


天然プールへ。小さな岩の後ろに魚が集まっていた。波が高くなってしまっていたけれども、午前中のうちだったらもっと沖合いの様子も見られたかなー、惜しいことをしたか。


フォトジェニックな夕日。


ミヒリペナでの最後の夕食。お寺の祭は終わり、静かになっていた。

The Gardenというレストランへ。時間が早いのか、単に人が入らないのか、広い敷地内でお客は我々だけ。ローカルの人たちの式場として使われることもあるらしいので、基本的に団体向けのところなのだろう。


スペシャルスープ、ライス、デビルチキン、紅茶を注文。スープは最初不思議な味がしたが、慣れてくるとおいしく感じてくる。給食のコッペパンのようなものは本当に給食のコッペパン風で、中にマーガリンが塗ってある。そういえばスリランカの朝食も、バターではなくマーガリンだった。デビルチキンはケチャップの甘味と、唐辛子の強い辛味がぶつかり合い、ワイルド。パラパラかつプチプチしたライスとよく合って美味。紅茶にたっぷり砂糖を入れて飲むのもよい。


翌朝。海は浅瀬になっていて沖合を見るのも楽しそうなのだが……。

好事魔多し。昨晩夕食をとって「はー、おいしかった、おいしかった」と歩いて宿に戻っていたら、側溝に転落。落ちる際か上がった際に、腕と掌に石が刺さった傷をしこたまつけてしまった。側溝に水気がなく細菌感染の可能性は低かった、浅かったので骨折・捻挫もなかった、夜風に備えて長袖シャツ・長ズボンを羽織っていたので傷は最低限で済んだ(シャツは小さな穴が開いた)、というのは逆にラッキーだった(特に水は怖いしスマホもダメージを受ける可能性があった)と言えよう。

ともあれ、さすがにこの傷だらけで海に入ったら因幡の白兎なので、砂浜から眺める程度で我慢する。


朝食をとり、部屋にチャージしていた夕食代金を支払い、荷物をパッキングし。コロンボの宿が手配した迎えのタクシーに乗り、一路、高速道路でコロンボへ向かう。途中、スリジャヤワルダナプラコッテにある、バワ建築の国会議事堂が見えた。


コロンボの宿、Ellen's Placeに到着。ここのマネージャさんはとても世話好き。

ツインの部屋を予定していたけれども、ダブルで広い部屋もあるよ、ということで、見比べて広くて明るいダブルのほうに変更。


予定していたよりも食費がはるかに高く、日本並みにお金が飛んでいくので、手持ちのルピーが乏しい。ツクツクに乗って、Majestic Cityというショッピングモールに向かう。コロンボはツクツクはいっぱい走ってはいるのだが、一方通行が多いので、地図と見比べて方向を考えてどちら側で掴まえるかを考えないといけない。

Majestic CityのATMで無事お金を引き出し、Majestic Cityの中を見てみる……が、ケータイ屋ばかりでどうも寂れた印象がある。


地下のフードコートもちょっと暗め。スリランカっぽいお店は1軒、しかもやる気のない感じで、あとはインドネシア、タイ、それにフレッシュジュースというくらい。

結局インドネシアのところでナシゴレンを注文。まぁまぁの味だった。


ゴールロード沿いには店が立ち並ぶということでMajestic Cityから北へ歩いてみたのだが、店は並ぶというよりも「点在」という程度。雑貨店のベアフットは趣味に合うものはなし。紅茶局で、おみやげや自分用に紅茶を購入(帰国してから飲んでみたらおいしい良い紅茶だった)。

喫茶店でひと休み。焼きクレープ、アイス、紅茶で一息つく。暑い中歩いたので、甘いものがとても嬉しい。


リバティセンターショッピングモール。Majesticよりは綺麗かな、でも人はあまりいない。フードコートもMajesticとテナントが変わらない。もしかして、フードコートってどこもこのラインナップなんだろうか……と疑うくらいに同じ。


ツクツクを掴まえ、宿に近い(宿は名前や場所を言っても伝わらず、地図は読めない)コタロード駅に向かってもらう。コタロード駅はコロンボから数駅なのに、どこの田舎の無人駅だ、と思うほどの駅舎。移動はほぼバスなんだねぇ。


夕食はBorella交差点に向かい、ローカルレストランへ。インド系のベジタリアンのお店に入ってみる。チャパティとカレー、じゃがいも包みロティ、おからドーナツ、紅茶。パートナーが頼んだカレーは、かなりしょっぱかったらしい。じゃがいもロティとドーナツはちょうどいい塩気で、おいしかった。紅茶はここも甘く、それがおいしい。


朝食。量が多い。バナナケーキはよかったけど、それ以外はまぁまぁ、かな。


ホテルの周辺は緑が多い。大通りから1本奥まっているので、静かで助かる(町中はピーピーと騒がしい)。


高級モールのODEL、雑貨のパラダイスロード、スーパーのアルピコと回る。ODELは綺麗だけれども、中国人観光客がたくさんで騒々しい。


雲行きが怪しくなってきたので、近くの食堂でお昼。エッグカレーを頼んだら、卵焼きが乗っただけだった……。そしてやっぱり塩気強め。雷の影響で店は停電。ポツポツとしていた雨は豪雨に変わり、何人も雨宿りに避難してきた。


30分ほどで雨が止んできたところでODELに戻って置き物を買い、ツクツクに乗ってファッションセンターへ。ファッションというわりにはゴテゴテな雰囲気で微妙なところではある。フードコートもあるということで行ってみたのだが、これまでのショッピングモールはまだ恵まれていたのかと思うほどの皆無。広い地下には、インスタントな飲み物を売る店と、やる気のないジャム屋しかない。ショップではパートナーの装飾品などを購入。


夕食はツクツクに乗ってリバティアーケードへ。RajaBajunという、わりと有名なビュッフェに入ってみる。時間が早かったので簡単に座れたが、時間が経つごとに団体が次々と入ってきて埋まっていった。

カレーはベジ、チキン、海産など種類がいろいろ。チキンカレーとダール豆カレーはおいしかった。パコラ(野菜てんぷら)もいける。町ではほとんど見かけないスイーツもここには各種あったので、いろいろ試してみたり。

総じて町の食堂よりは確かにレベルの高いお店ではあったが、これがベストレストランか、と言われると首をかしげる。そもそもスリランカの人は食事は家で食べるものなのか、外食文化がそもそも薄そうだ。スリランカ料理で一番おいしいかったのはホームステイで食べたもの、という話はよく目にする。


翌朝。ウェスタンの朝食はちょっと飽きぎみなので、フルーツやチーズを基本としたコンチネンタルにしてみる。チーズがおいしく、こっちのほうがいいな。


庶民が集うペター地区というところへバスで向かってみる。小さな店が並び、安食堂もいくつかある。紅白に彩られたモスクはちょうどお昼の礼拝時間だった。


後光がデジタルにビカビカする仏寺、クールだ。


高級ショッピングモール兼レストランのダッチフォートホスピタル。ODELや洋風レストランなどが入る。トイレが無料だった。


ツインタワーのワールドトレードセンター。スリランカで一番高層というわりにはさほど高くはない。1Fにフードコートがあり、マカロニパスタに鶏ソテーとコロッケを付けて。意外とおいしかった。このフードコートはちょっと会計が難しく、まずメニューを選んで金額を聞き、それから別のレジでその分のお金を支払ってレシートをもらい、それを持って再度注文する(もしかしたらやり方を間違っただけかも)。

念のためATMで追加の引き出しもしておく。


質のよい民芸品があるというラクサラ。しかし興味をひくものはなし。


ツクツクでショッピングモールのクレスキャットブルーバードに向かい、フードコートのカフェで一服。店の揃い方はほかと一緒だけれども、ここのスリランカ料理の店は少しやる気のある感じだった。


ゴールフェースグリーン公園で夕日を眺める。地元のひとたちもたくさん訪れていて、家族で散歩をしたり、水遊びをしたり、屋台で軽食を買っていたり、愛を語らっていたり、と皆思い思いに過ごしている。


ブルーバードのスーパーでパン、ヨーグルト、トマトを購入し、ツクツクで宿に戻る。夕食はパン。カレーパンやドーナツで、それなりにおなかが一杯になった。オンラインチェックインのプリントアウトもフロントで済ませる。


最後の朝食も軽めのコンチネンタル。

フライトは夜なので、夕方まで荷物を預けるとして、昼間をどう過ごすか……。ショッピングモールはあらかた訪問してしまってもう行くところがなく、博物館は冷房なし・飲み物禁止で厳しいという報告があり、あまり遠くに行くと交通渋滞で戻ってこれない恐れがある。


ということで、スリランカの人たちがこぞってお参りするという、キャラニヤ ラジャマハヴィハーラ寺院に行ってみる。Borella交差点から135番のバスがあるよ、ということで行ってみたのだがなかなか見つからず。結局地元の人に案内してもらい、前回食事をした場所に近いところでバスに乗ることができた。降りるのは終点なので迷うこともない。


寺院は入場料はなく撮影禁止かどうかはわからなかったが、中で撮っている人はいなかったので従っておく。困ったことに、広い境内において靴を脱がなければならない、まではよいのだが、傘やかぶりものも一切禁止となっている。強い日射しで熱射病になりそう。寺院は重厚かつ緻密な彫刻で、みごたえがあった。


寺院を出てバス停近くのカフェでコーラ一服。

懸念していたとおり、パートナーは重篤な熱射病に……。昼食もとれそうもなかったので、なんとか宿まで戻り、出発時間までロビーで寝かせてもらう。


待っている間に私はフレッシュジュースをリクエスト。とても高価だったけどその価値はあった。


なんとかタクシーに乗り、空港へ。携帯両手持ちでポチポチしているドライバーで、正直怖かった。着替えて、売店のじゃがいもロティを昼食代わりに。余っていたスリランカルピーは再両替でユーロにしておいた。


荷物セキュリティ、チェックイン(で荷預けのみ)、出国、ゲート前荷物セキュリティと抜け、搭乗待ち。ベルトや靴をとれと厳しいわりに、持ち込み荷物はかなりユルユルなのがおかしい。


搭乗についてはゾーン制のわりに案内がほとんどなく、列の雰囲気を見て各自判断する。行きと同じA330-300。前方席のお子さまがギャン泣きして大変そうだった。

夕食は魚ソテー。スティーブジョブスとミニオンズを観て寝る。

と、到着が早まったせいか、すぐに起こされて朝食。スリランカ時間1:10。日本時間で5:40。先生、とっても眠いです……。パンは悪くなかった。

30分ほど早くの到着で、無事に帰国。荷物もわりと早く出てきた。


帰国後のお昼ごはんにラーメンを作る。ほっとしますわー。

  • スリランカ、暑かった。バスや安い食堂は冷房もないので、けっこうしんどい。
  • ショッピングモールはあるが、特徴はあまりない。
  • 食事どころはいつも困っていた。旅行者向けの店はかなり高い。地元の人向けは少なく、作り置きで味がいまいちだったり、塩気が全体に強すぎたりする。海外で助けられているフードコートも、ここではあまり頼りにならず。
  • 海はちょっとガッカリだった。地震と開発でかなりやられてしまった感じ。季節が合わなかったけれども、東側だとまた違うのだろうか。
  • 親切な人は多い。夜でも危なさは感じなかった。ツクツクなどは少し上乗せした額を要求してくるが、交渉すればだいたい妥当な程度に下がるし、コロンボではメーターで走っているのも多いので、メーターを選ぶようにすればたいてい問題ない(あってもオンにしようとしなかったら降りる)。しつこい客引きもなかった(淡白すぎるくらい)。
  • スリランカ航空は良かった。ただただ成田なのが残念というくらい(申しわけないが)。
  • Etisalat SIMはさほど速くはなく、入らない場所も多かったが、それでも便利ではあった。スーパーなど適当に別行動しているときもお互いLINEなどで連絡できる。町中にはDialogのSIMやリチャージカードはあちこちで販売していたので、急ぎや田舎に行くというのでなければ、品がない空港にこだわる必要はないかも。